FWクリスラン(中央)が2ゴールの活躍で勝利を導いた

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[4.30 J1第9節 清水0-3仙台 アイスタ]

 ベガルタ仙台が敵地で清水エスパルスを3-0で下した。今季最多タイの3得点を挙げ、J1第4節・柏戦(1-0)以来5試合ぶりの白星。敗れた清水は3試合勝ちなし(2分1敗)となった。

 両チームは26日にユアテックスタジアム仙台で行われたルヴァン杯のグループリーグ第3節でも対戦。直近の公式戦であるJ1第8節から仙台が9人、清水が11人の先発メンバーを入れ替えた一戦は、仙台が3-1と逆転で制した。

 中3日で迎えた再戦は、互いに温存していた主力メンバーに戻して臨んだ。清水は第8節・川崎F戦(2-2)からのスタメン変更はなし。その試合でJ1通算2万ゴール目を挙げたMF金子翔太と、チームトップの4得点を記録しているFW鄭大世が2トップを組む4-4-2の布陣で、リーグ戦3試合ぶりの勝利を狙った。

 一方、リーグ戦4試合未勝利(1分3敗)の仙台は、第8節・広島戦(3-3)から先発1人を変更。MF佐々木匠に代わってMF梁勇基が3試合ぶりにスタメン起用され、3-4-2-1の2シャドーの一角を務めた。また、ボランチのMF三田啓貴はこの試合でJ1通算100試合出場を達成。3バックの中央に入ったDF平岡康裕は、プロ入りから計9シーズンを過ごした清水との古巣対戦となった。

 両チームともディフェンスから入る堅い展開の中、優位にゲームを進めたのは清水。コンパクトな守備で相手の攻め手を封じ、サイド攻撃を中心にゴールへ迫った。清水にとってリーグ戦での仙台戦は、2015年10月17日に行われたJ1第2ステージ第14節以来。この試合で0-1の完封負けを喫してJ2降格が決定しており、当時の悪夢を振り払うように仙台を攻め立てた。

 前半2分にPA手前右からの直接FKでMF野津田岳人がゴールを脅かすと、同14分には右CKのこぼれ球にPA手前中央のMF六平光成が反応し、右足の強烈なハーフボレーでゴール右を狙ったが、いずれも得点には結びつかず。さらに同24分、素早いリスタートから左サイドを抜け出した金子が、PA外に飛び出したGKシュミット・ダニエルのイエロカードを誘発。これで獲得した左45度のFKから鄭大世が右足でパンチのあるシュートを見舞ったが、ゴール右外にそれた。

 仙台も相手の攻勢に耐えつつ、隙を突いてチャンスを創出。前半33分にFW石原直樹のワンタッチパスをPA内中央で受けたFWクリスランが左にずらしてコースを作り、左足でグラウンダーのシュート。しかし、2015年から2シーズン仙台でプレーしたGK六反勇治にセーブされた。あとひと押しが足りない清水も同43分、MF白崎凌兵の左クロスを起点にゴール前のMF枝村匠馬と金子が立て続けにシュートを放つが、いずれも阻まれ、前半はスコアレスで折り返した。

 ハーフタイム明けの交代は両チームともなし。仙台は後半から前への意識を強めると、後半9分にMF永戸勝也の左クロスからクリスランが左足でオーバヘッドを試みる。しかし、頭から飛び込んで阻止しようとしたDF角田誠への危険なプレーと判定された。古巣仙台を相手に勇敢な守備を見せた角田だったが、直後に軽率な対応をしてしまう。

 仙台は後半10分、右サイドのMF梁勇基がクロスを送り、PA内中央で三田が受けると、背後から角田に倒されてPKを獲得。同12分にPKキッカーを務めたクリスランがGK六反の逆を突いて左足でゴール右に沈め、先制ゴールを挙げた。

 リーグ戦2試合ぶりとなる今季2得点目をマークしたクリスラン。これで勢いに乗った助っ人FWは、10分後にもゴールを陥れる。後半22分、敵陣中央のMF富田晋伍が左サイドに大きく展開。受けた永戸はPA左脇から、ラインを下げる相手の意表を突いて真横にグラウンダーのクロスを出す。PA内中央でマークを外したクリスランが左足で難なくゴール右に流し込み、2-0とした。

 これでクリスランはルヴァン杯も含めた公式戦で5試合5得点。後半27分にMF奥埜博亮との交代でお役御免となった。すると、今度は途中出場の奥埜がゴールをもたらす。同29分、PA内左に切れ込んだ奥埜がゴールライン際からマイナスに折り返すと、中央の石原が左足でファーにパス。大外から飛び込んだDF菅井直樹が右足で押し込み、勝負を決定づける3点目を決めた。

 大量リードを得た仙台は危なげない試合運びで相手の攻撃をシャットアウトし、3-0で完封勝利。リーグ戦5試合ぶりの白星を飾った。一方、清水は4日前の前回対戦に続く3失点。公式戦では5試合勝ちなし(2分3敗)となった。


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