大手の料金が高止まりになっている今こそ、LINEモバイルに期待したい

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最近、話題の「格安SIM」の中でも注目度の高い「LINEモバイル」。

『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が、前編に続き、「LINEモバイル」に期待することとは―?

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ひろ 「大手キャリアより安くなる」とうたっていても、たくさん動画を見たり音声通話をしたりすると、結局大手のほうが安かったりするじゃないですか。

ホリ まあ、そうだよね。

ひろ スマホネイティブなユーザーって、「メルカリ」とか使って安く買うことに敏感だったりします。なので「LINEモバイルって、使い方によっては高くつく」ということが知れ渡る可能性もある。

ホリ それなら、LINEが大手キャリアから間借りするんじゃなくて、独自の回線を引けば打てる手は増えるよね。LINEモバイルは大きな可能性を秘めているから、それくらい投資すべきだと思うんだけど。

ひろ 東京や大阪などの大都市限定でやるなら面白いかも。でも、そもそもLINEがモバイル事業にそこまで大きな投資をするのかが疑問です。

ホリ そう?

ひろ コミュニケーションツールって莫大(ばくだい)なユーザー数を抱えていても、なかなか利益に直結しないですよね。例えば、「Gmail」や「スカイプ」の広告をクリックする人をあまり見たことがありません。

ホリ そういう意味だとLINEはかなり優秀じゃん。スタンプやゲームは、めっちゃ売れてるわけだから。

ひろ ええ。ですから、そんな感じで利益の出る事業にうまくシフトしていく必要があるんですが、薄利多売なのに高額の投資が必要な携帯電話のビジネスを本気でやるのかなあと。それよりもゲーム事業のほうに力を入れそうな気がします。

ホリ でも、携帯電話のビジネスは、うまくいけば数千億円単位の利益が出るからね。んで、ノウハウがあれば、LINEの利用者が多いタイとか台湾にも展開できる。

ひろ でも電波事業ってその国の認可が必要で、自由競争とはかけ離れていますよ。新参者のLINEが免許をもらえるかはわからない。

ホリ それならMVNOで攻めてもいいじゃん。

ひろ それも各国の政府次第です。日本の場合は、国が携帯料金を安くしようとしているから、大手キャリアの回線を借りられるわけですよね。ですから、そんな不安定なビジネスにガッツリ投資しないような気がします。

ホリ ひろゆきはそう言うけど、俺はLINEがモバイル事業にガッツリ投資することに期待したいね。やっぱりほかのMVNOよりは圧倒的に優位だし、大手キャリアの脅威になるくらいになってほしい。それがユーザーにとってもいい結果につながると思うから。

ひろ 確かに。最近は大手キャリアが価格競争をやめていますからね。そんで毎年、数千億円単位の利益を上げているみたいですし。

ホリ そう。料金が高止まりになっている。だからこそ、LINEにはいい感じの風穴を開けてほしいんだよね。

(構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル)

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)

1972年10月29日生まれ、福岡県出身。旧ライブドア社長。SNS株式会社オーナー兼従業員。『やっぱりヘンだよね』(集英社)が好評発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき)

1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著は『ソーシャルメディア絶対安全マニュアル』(インプレスジャパン)