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最近アメリカでFor Saleの広告に姿を見せたのは、悲惨な姿の1967年製ヴェッタ・ヴェンチュラGTだ。この車名を知る人は少なく、謎めいた存在でもある。

実は、このクルマは、インターメカニカを設立したフランク・レイズナーが販売したモデルであるアポロGTをルーツに持つ。ハンガリー生まれのレイズナーは、その後カナダに移住。そして、1950年に妻と共にイタリア・トリノに引っ越し、そこでインターメカニカを設立した。

インターメカニカといえばポルシェ356のレプリカ・メーカーとして有名だが、当初はフェラーリにも似たスタイルを持つヨーロピアンGTを販売していた。レイズナーはアメリカ人のミルト・ブラウンとニュートン・デイビスが経営するカリフォルニア州オークランドにあるインターナショナル・モーター・カーズと契約する。この会社はアポロGTを製造する会社で、このアポロGTをインターメカニカがメーカーとなって販売することになる。

ビュイックのV8エンジンとボルグワーナー社のギアボックスを搭載するアポロGTは、1964年からインターメカニカ・アポロGTとして販売されたが、財政的に厳しくなり、1966年までに100台が製造されて終焉を迎える。しかし、ダラスにあったヴァンガード・エア・コンディショニング社が未完のまま残っていたアポロGTを19台を購入し、そして、それらを完成させてヴェッタ・ヴェンチュラGTとして販売したのだった。

今回売り出されるのはルイジアナ州ベイトンルージュで40年間屋外で放置されたもので、テキサス州ワイリーのコリンズ・ブラザーズ社が販売主だ。クルマはひどくダメージを受けているが、レストアするのであれば、それほど大きな問題はない。オリジナルのエンジンを搭載ている他、イエーガーのインストルメントとボラーニのワイヤーホイールもオリジナルのままだ。

果たしてこのクルマは保存されるのか、あるいは解体されてしまう運命なのか?

 
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