中国が国内総生産(GDP)で日本を逆転してからはや6年。すっかり「世界第2の経済大国」の名が定着し、さらに1位の米国の座を伺おうとしている。中国メディア・今日頭条は27日「中国は6つの分野で日本に『完勝』している」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が国内総生産(GDP)で日本を逆転してからはや6年。すっかり「世界第2の経済大国」の名が定着し、さらに1位の米国の座を伺おうとしている。また、さまざまな技術や産業分野で日本との差を縮めつつあり、すでに中国が優位に立つものもあるようだ。中国メディア・今日頭条は27日、「中国は6つの分野で日本に『完勝』している」とする記事を掲載した。

 記事が示したのは、高速鉄道、建機、軍需工業、スマートフォン、映像作品、宇宙航空の6分野だ。高速鉄道は国家戦略として関係企業に大々的な支援が行われており、東南アジアにおける日本との受注争いで優位に対っていると説明している。

 建機については三一重工などの中国企業が世界的な知名度を高める一方で、日本は「昔取った杵柄」ばかりに頼って何年も技術革新が進んでいないと指摘した。軍需工業に関しては国産空母の進水や、小型兵器やハイテク装備など枚挙にいとまがないほど先端兵器の開発が進んでいることを紹介。スマートフォンについては、ファーウェイ(華為)や小米(シャオミ)、OPPOなどの有力メーカーが次々と誕生し、日本メーカーを圧倒しているとした。

 映像作品については、ここ数年多くの中国作品が海外でも好評を博している一方で、「日本ではどんな新作が出たかのかほとんど耳にしない。なおもアニメに頼っている日本の映像作品業界は、下り坂に入っているようだ」と評した。そして最後の宇宙航空開発に関しては月探査の「嫦娥プロジェクト」、宇宙ステーション開発の「天宮プロジェクト」を挙げ、日本をリードしていると伝えた。

 中国人の自尊心を大いに撫で上げるような記事の内容だが、ネットユーザーの多くは冷めた見方をしている。「核となる部品は誰が作っていると思っているのか」、「工作機械は、たとえ日本が前進していなくても20年で追いつけば御の字なレベル」、「映像作品で日本を超えたなんて言って、恥ずかしくないのか」という感想が寄せられた。また「官僚の汚職では日本に完勝だ」、「モラルのなさでは日本を圧倒している」などの皮肉も見られた。

 「よし、もっと頑張ってさらに上を目指そう」と国民を鼓舞するような「自慢」は国にとって有益かもしれないが、「自慢」ばかりしていればやがて「傲慢」に変わり、向上心が失われることになる。自信を持ちつつも、謙虚な姿勢を忘れないこと、それは中国にも、そして日本にも言えることではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)