広島の鈴木誠也

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「昨年はシンデレラボーイ的な感じで来ましたけど、今年は凄みが出てきましたね」

 4月22日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-広島戦で解説を務めた山本昌氏は、広島の鈴木誠也についてこのように話した。

 山本昌氏は「3ボール0ストライクから普通に打っていったり、若い選手には見えないバッティングをしていますよね」と鈴木の打撃力を高く評価する。

 成長を続ける鈴木が、さらに一回り大きくなった要因に山本氏はWBCを挙げる。「極度の緊張感の中で野球をして、一回りも二回りも大きくなったのかなというのもあります」。野手最年少でWBCに出場した鈴木は、1次ラウンドのオーストラリア戦でマルチ安打を記録する活躍をみせた。

 シーズンが開幕してからは、新井貴浩が欠場時には4番で出場するなど、ここまで打率.304、4本塁打、16打点の成績を残す。29日のDeNA戦では、新井がスタメン出場したが、鈴木は『4番・右翼』で先発出場した。第2打席に今永昇太からレフトスタンドに突き刺す本塁打を放つと、8回無死一塁の第4打席で、この日2本目とアーチを描いた。

 山本昌氏が「この選手は一生懸命練習しますしね」と話すほど鈴木は練習の虫。凄みを増した鈴木の打撃力に今後も期待したいところだ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)