ゴールデンウイークは、気候的に何をするにもちょうどよい心地の良い時期。新緑の青さも実に清々しい。この時期に人生の門出を祝う結婚式を挙げるカップルもさぞや多いことだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 ゴールデンウイークは、気候的に何をするにもちょうどよい心地の良い時期。新緑の青さも実に清々しい。この時期に人生の門出を祝う結婚式を挙げるカップルもさぞや多いことだろう。

 中国メディア・今日頭条は28日、「日本の結婚式に参加したが、まるでお葬式のように傷心した」とする記事を掲載した。日本の結婚式ではおめでたい赤色とともに、中国ではおめでたくない白や黒も多く見られることから、しばしば中国人から「日本の結婚式はお葬式みたい」と言われることがあるが、記事が「お葬式」と形容しているのは、結婚式の中身の方だ。

 記事はまず、結婚式場に白いバラやユリが飾られていること、来賓が白や黒を基調とした礼服を着用していることから「中国のお葬式のようだった」と紹介した。そのうえで、結婚披露宴でよく見られる「母から子への手紙」の朗読について言及。「友人曰く、日本の結婚式では不可欠な内容で、最も感動するシーンとのこと。新婦が読み上げる母親からの手紙では、成長の中で忘れられないエピソードが事細かに綴られている。新婦が嗚咽しながら読み上げると、新郎も涙をながすのだ」としている。

 さらに、宴席のなかで新郎新婦が両親に別れを告げる儀式もあったと説明。「この時、親が息子や娘を名残惜しそうに抱きしめるのであるが、まるで今生の別れのようである。音楽は止まり、歓談の声も消えて会場は静まり返る。そしてみんな感動して涙を流すのだ」と伝えた。

 記事はそのうえで「とても喜ばしい席なのに、どうして両親はあんなに悲しむのか。その後、日本のお葬式にも参列したのだが、両者にはあまり違いがなかった。むしろ、お葬式のほうが前向きで、人びとを鼓舞する言葉が聞かれたのだ」と感想を綴っている。

 日本では、結婚をするとそれぞれの実家を巣立って新しい家を作るというイメージが強い。特に新婦側は「嫁に出す」という意識があるゆえ、「別れ」という要素が結婚式に自然と加わるのだ。結婚式はその国の文化が色濃く映し出されるもの。日本と中国はやはり「似て非なるもの」であることが、結婚式の違いからよく分かる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)