ニトリ、中古住宅販売カチタスに233億円出資、リフォーム事業拡大へ

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 ニトリは28日、カチタス(群馬県桐生市)に出資し、業務提携契約を締結することを発表した。リフォーム市場でのシェア拡大のスピードを上げるため、互いの資源を有効活用する。

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 カチタスは、中古住宅に付加価値を加えて販売しており、リフォーム産業新聞による中古住宅買い取り再販戸数ランキングでは3年連続1位を獲得している。2015年のデータでは、2位のフジ住宅の約2倍となる3,034戸を販売している。

 ニトリでは、2022年に1,000店舗、2032年に3,000店舗出店するという目標を実現するために、新たな商品販売チャネルとしてのシナジー効果を得られるカチタスへの出資・業務提携を決定したという。600社以上の優良工務店との関係を築く同社は、2007年からリフォーム事業に参入しているニトリにとって有益なネットワークを持つ。

 業務提携を通じて、それぞれが持つ技術やノウハウ、ネットワークなどの経営資源を相互に活用する。「相互の顧客に対するサービス向上と顧客基盤の拡大」「費用拡大を極力抑えた『住宅価値向上商品』開発の検討」「リフォームコスト削減への寄与」「工務店ネットワークの共有・強化」の分野において、今後詳細を詰める。

 今回の出資は、アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドから、233億円で株式を譲り受ける形だ。ニトリの株式保有比率は34%となり、カチタスは持分法適用会社となる。あくまでも経営の独立性を尊重し、協業を進めるという。ニトリの連結業績に与える影響等については現在精査中だ。

 政府は「日本再興戦略2016」の中で、「2025年までに既存住宅流通の市場規模を8兆円に倍増する」としている。また、リフォーム市場の規模については、2025年までに12兆円を目指している。2013年時点では既存住宅流通の市場規模は4兆円、リフォーム市場の規模は7兆円だ。今後さらなる拡大のための施策に取り組んでいる。