ボールパーソンにキレて小突く徳島ヴォルティス選手と水をぶちまけるサポーターに、オススメのドリンクをご紹介の巻。
喰らえイオンサプライ!ぶちまけろポカリスエット!

ゴールデンウィークに向けて市場を湿らせるように、荒れるサポーターの話題がつづいています。世間一般ではどこがどのチームなんて区別はついていませんので、「ナチスみたいな旗を振りまわしながらボールパーソンに水をぶちまけ、旭日旗は政治的・差別的ではないと主張」という、北朝鮮がミサイルをエンヤコラしている時局にピッタリの人物像が完成です。

今回新たに存在感を発揮してくれたのが徳島ヴォルティスの選手・サポーターのみなさん。29日に行なわれたJ2リーグ・千葉戦で試合中にボールパーソンに怒りを沸き立たせ、選手はボールパーソンを小突いて一発退場、サポーターはボールパーソンの帰り際にペットボトルの水をぶちまけるという、ド派手なインパクトを残しました。昇格とかもしないと思うんで、徳島ヴォルティスの2017年ハイライトはコレで決定ですね!徳島ヴォルティスの2017年は「水をぶちまけた年」です!

発端となったのは試合中にあった徳島・馬渡選手とボールパーソンとの揉め事でした。試合開始まもない前半14分、徳島の攻撃の場面。左サイドに長いボールを出すと、これを追いかけたのは徳島・馬渡選手。通ればチャンスもという場面でしたが、ここは相手GKの飛び出しによって防がれます。それでもGKが飛び出していることで、すぐにリスタートできれば引きつづきチャンスもあるかという場面。

しかし、ここで「馬渡選手が思ったタイミング」ではボールが出てきませんでした。すると馬渡選手はボールを抱えたボールパーソンに向かって駆け寄り、「早くよこせ」というプレッシャーをかけます。ようやくボールが出てきた段ではすでに怒り心頭に達しており、投げられたボールを手で弾いて突き返すと、右手でボールパーソンを小突いたのです。

この行為に対して主審は一発レッドを提示。退場が影響をしたのか、徳島は前半23分に先制点を許すと、後半アディショナルタイムにダメを押されて0-2の完敗を喫しました。自軍選手の見せた苛立ち、一発退場、そこからの完敗、いろいろなものが積み重なってイライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラしてのイオンサプライといったところでしょうか。

↓わかる!ものすごくわかる!満員電車で乗ったり降りたりするのが遅いヤツにイライライライライラするあの気持ちだ!



ま、イライラして小突いたら鉄道警察行きになりそうですけどね!

お腹が空いてるからイライラしてるんじゃないのかな?

カロリーメイトでも食べて落ち着いて!

↓ヘンなやらかしで退場者が出たうえに劇的なダメ押しでボコられて関係者全員イライライライライライラ!


わかる!ものすごくわかる!

ウイイレでヌルヌル抜けられて点決められたときのあの気持ちだ!

僕はそんなとき、コントローラーを壁に向かって投げて自分をおさめます!

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まずここでハッキリさせておきたいのは、この試合のボールパーソンは遅延行為など一切していないということです。ジェフ千葉がわざわざ公開している試合ハイライト動画では、13分17秒の時点でボールがピッチを出て、直後に馬渡選手が折り返してボールパーソンに向かっている場面が映っています。

一旦そこで場面は切り替わりますが、のちほど出てくるリプレイ映像では、そのまま真っ直ぐボールパーソンに向かっていく馬渡選手と、怒りの小突きが映し出されています。先ほどピッチを出たボールは、まだ転がりながら場外に立つスタッフの足元に到達するかどうかという段階です。

つまり、「ボールがピッチを出る⇒なかなかボールを渡さないボールパーソン⇒イライラ⇒小突く」ではなく、「ボールがピッチを出る⇒オイ!即座に俺にボールを出せ!⇒遅せぇよ!クソガキ!⇒小突く」という馬渡選手のスーパーウルトラせっかち案件、着火まで5秒くらいの早ワザなのです。

野球の二遊間の連携くらいのテンポでスパーンスパーンとボールを出せというハイレベル要求と、それが通らなかったということへの怒りで、ボールパーソンを小突いた。これは一発レッドもやむなしでしょう。直接やりあう選手でもない、見たところ「少年」といった風体の運営スタッフを、即ギレで小突いたのですから。学校の周りでやっていたら不審者として手配されるところを、レッド1枚で済んだのならラッキーと考えるべき。

「小銭出すのが遅せぇんだよ!手に握ってレジに並べ!」
「ポテト揚げるのが遅せぇんだよ!常に揚げとけ!」
「改札で詰まんじゃねぇ!Suicaにオートチャージつけろ!」
「即座に俺にボール出せ!遅せぇよクソガキ!」
「今両替すんのかよ!てめぇは最後にバス降りろ!」

こういったしょうもない怒りのなかに並べるとしっくりくる感じのしょうもなさ。「熱い気持ちでやっているから」「普段はイイやつなんだよ」というのはきっとそうなんでしょうが、だからといってこのスピードでキレられるのでは、職場ではお会いしたくないタイプの人物です。メール送った直後に「返信まだ!?」って電話してくるみたいな感じですからね。

↓感情がバッと出るの早っ!まだ前半14分、ボールが出てから5秒でキレる!

胸を小突くんじゃなくて頭を叩いてくれてればなぁ!

「徳島・馬渡がボールパーソンをポカリ」って見出しにできたのに!

しかもこの場面、よくよく考えたら「即座にボールを返す」のは結構難しい場面ではないでしょうか。十中八九GKが蹴り出してはいるんでしょうが、激しくもつれ合っている場面なわけで、ボールパーソンが流れるように「ハイ、徳島さんどうぞー」と動けなかったとしても不思議はありません。主審の促しでもあればよかったのですが、主審が徳島ボールを示すように右手をあげたのは、まさに馬渡選手がボールパーソンに詰め寄っていったときのこと。

ところが、馬渡選手がボールパーソンに詰め寄ったことでボールパーソンの目は釘付けとなり、主審のほうを向くこともできませんし、きっと馬渡選手の剣幕に萎縮してしまっている。つまり遅延云々ではなく「馬渡選手の希望のタイミングでボールを渡すことはそもそも困難」だったうえに、「イライラして詰め寄ったことでさらに遅れた」というのが実態。ポテト揚げるのが遅せぇよと言いながらポテト揚げる人を殴ったら、ポテトを揚げる人がいなくなってポテトが揚がらなかった…みたいな話。「そんなにポテト食いたきゃ自分で揚げろ」です。

↓でもなんか本人的には「100%俺が悪い」ではない気持ちがありそうな感じ!
試合後、馬渡は「GKが出ていた状況だったので、早くリスタートしたかったけど、早くもらえなかったと思い、僕の感情がバッと出てしまった」とその場面を振り返りつつも、「でもどういう状況であれ、大人として、サッカー選手として軽率な行動でした。非常に後悔していますし、深く反省しています」と反省の弁を述べた。そして、「顔を見てしっかり謝りたかった」と試合後には直接ボールボーイの元へと向かい謝罪したようだ。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?214952-214952-fl&cx_geki_social_tw=true

馬渡は試合後、報道陣の取材に応じ、退場時について「ボールを早くもらって、リスタートしたかったんですけど、もらえずに、ちょっと軽率な行動が出てしまった。『持っていたボールをちょうだい』と言ったら、目をそらして明らかに遅らせる行為があったので、ああいうふうになってしまった」と、ボールボーイから、すぐにボールをもらえなかったことで怒ったと語った。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1815434.html

「ああいう状況であれば出ちゃうじゃん、感情?」
「でも出しちゃダメだよね、一応大人として」
「だけど出ちゃったんだよね、感情」
「だって、ああいう状況だったんだもん」
「目をそらして明らかに遅らせたんだもん」
「僕は『ちょうだい』って言ったんだよ?」
「なのに、すぐもらえなかったから」
「そりゃ出ちゃうよね、感情」
「それはホント軽率だったと思う」

「どういう状況であれ」「軽率だった」「持っていたボールをちょうだいと言った」に漂う、俺は悪くない感!

キリトルTVで口元の解析してほしいなぁ!

ホントは何て言ってるんだろうなぁ!

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僕も正直乱闘は好きですし、野球選手と野球選手の殴り合いなどは試合のアクセントとして大いに盛り上がります。ただそれはあくまで「内輪のケンカ」ならばというところ。スタッフに手を出し始めるのは、もう一般社会に出て傷害or暴行を始めるということであり、そのラインを踏み越えたらアウトでしょう。今回はボールパーソンの側もサッカーを愛するファミリーの一員だったということで、こらえてもらえたのかもしれませんが、次に小突く相手がそうとは限りません。

しかも、今回は自分がつけた火種がサポーターにまで広がり、水をぶちまけることにつながってしまった。火がついたので水をぶちまけてしまった。「お客さんキレやすいからな…」「俺たち選手がキレたら終わりだ」「どんなことがあっても笑顔を守る」という気持ちで、現状の「キレちゃった、てへぺろ」という反省よりもさらに高い次元での振る舞いというのが、選手には求められていると自覚していきたいもの。選手がイライラしてボールパーソンを小突いているとき、どのツラさげて「イライラしてバスを囲むサポーター」「イライラして居残ってわめくサポーター」「イライラして水をぶちまけるサポーター」を出入り禁止にするというのか。

「戦争気分で来ている客はキレやすい」

選手には、日本のサッカー応援文化をこういう感じにしてしまったことを受け止めつつ、安全で楽しいスタジアムを作っていく責務があります。勝ち負けでイライラせず、試合ができる喜びを感じ、感謝の心で日々を過ごしていく。たとえばボールパーソンがボールを渡してくれたら、「ありがとうございます」と大きく声を出すところから始めてみたらどうでしょうか。「早くよこせクソガキ!」から「ありがとうございます」へ、キレやすい界隈を自分の行動で変えていきましょう。

それでも、どうしてもガマンできないときは、大きく深呼吸して、心を癒すドリンクを飲んでみるといいかもしれません。「1本飲み終わってからキレる」というルールを作ればキレずに済むと思う、とっても癒されるヤツがありますので…!

↓負けて悔しいとき、頑張った自分を振り返りながら、今日の痛みを明日の元気に変えてくれるドリンクが日本にはある!


ここでこのマネージャーがキレてアンパイヤにポカリ投げてたら「うわぁ…」でしょ!

CMになるマネージャーはポカリを飲み、投げない!

イオンが足りない!サプライしていきましょう!

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企業名をつけないルールでよかったなと思ってる親会社の心中、察します!