スペイン1部リーグ、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督。スペイン・ヒヨンにて(2017年4月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスサッカー界のレジェンドで現在スペイン1部リーグのチーム、レアル・マドリード(Real Madrid)の監督を務めるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏が28日、自国フランスの大統領選について言及し、決選投票で極右候補のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏に投票するのは「全力で回避する」ようフランス国民に呼び掛けた。

 極右政党「国民戦線(FN)」の党首として第1回投票を戦ったルペン氏は、党首を一時離任し、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相と5月7日の決選投票で対決する。

 両親がアルジェリア出身のジダン氏は、29日のバレンシア(Valencia CF)戦を前にした記者会見で、ルペン氏の父親のジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)氏が決選投票へ進んだ年を引き合いに出し「2002年の大統領選のときも、メッセージはいつも同じだ」「国民戦線のああいった考えからは、私は遠いところにいる」と述べた。さらに、フランス国民は「これを全力で回避しなければならない。極端は決して良くない」と付け加えた。

 この発言に対しルペン氏は、元投資銀行家で富裕層寄りのマクロン氏に投票することがジダン氏の利益になるのだろうと述べて一蹴した。

 ルペン氏は「それが彼の見解だ。私に何と言わせたいのか。彼はサッカーに関する助言はできるし、それが上手だ。それは認めざるを得ない。だが政治に関していえば、確実ではない」と応酬した。また「ジネディーヌ・ジダン氏はたくさん資本を持っているだろうから、自分の才能のおかげで稼いだ富を守るためには、マクロン氏が選ばれる方が彼にとって得なのだろう」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News