カンヌ映画祭にも応募している『映画 山田孝之3D』。果たしてその行方は?/[c]2017「映画 山田孝之」製作委員会

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テレビ東京ほかで放映されていたドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」が大きな話題を呼んだ山田孝之。最終話(3月24日オンエア)にて、本年度のカンヌ国際映画祭に“正式応募”していた『映画 山田孝之3D』が6月16日(金)より公開に。山田は果たしてどこへ向かっていくのか?彼のこれまでの軌跡と共に振り返りたい。

【写真を見る】ドラマにも登場した漫☆画太郎先生による山田孝之の肖像画/[c]2017「映画 山田孝之」製作委員会

『電車男』(05)で初の映画主演を務めて以降、その存在感と演技力で、今や映画やテレビドラマには欠かせない俳優となった山田。演技以外の場面で見せる独特の佇まいと不思議な言動からなかなか掴み所のない印象を与えていた彼だが、そのヤバさが顕著になった作品がテレビドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」だ。

清野とおるのマンガ「ウヒョッ!東京都北区赤羽」に深い感銘を受けた山田が都心から赤羽に移住し、街の(とても濃い)住人たちと交流する姿を映画監督の山下敦弘と松江哲明が追ったこの作品。プライベートでも親交のある綾野剛らを巻き込みながら、当時“俳優としてのスランプに陥っていた”と語る山田の再生を描くが、山田の奇行やガチなのかヤラセなのか分からない手法も話題となった。

「赤羽」から2年、山田の“カンヌ映画祭で賞がほしい”という呼びかけのもと、山下敦弘監督と共に映画作りに奔走する姿を描いたのが前述の「山田孝之のカンヌ映画祭」。本作でもリアルと虚構の合間を縫うような他にはない緊張感の中で、なんと芦田愛菜や長澤まさみといった豪華女優陣、さらにはカンヌ映画祭の常連である河瀬直美監督も出演。

山田の本気かギャグかわからない真顔のムチャ振りに困惑するキャストとスタッフの様子や、山田と山下監督との衝突、さらに山田の帰省、実父の登場といった思いがけない展開は、何ともいえない不思議な感動をもたらした。

そんな2つの番組を経て、主演・山田孝之、監督・山下敦弘、松江哲明という変わらない布陣でついにスクリーンに進出するのが『映画 山田孝之3D』だ。山田の脳内にダイブするかのように、彼のこれまでの人生とこれからのすべてが詰め込まれているという本作。予告を見る限り漫画の世界に入り込んだ山田の姿があったりとカオスな匂いがプンプン、全く予測が不能な作品となっている。

3Dとなり、スクリーンを飛び出し常人の理解を超えたところへ向かっていきそうな彼を受け止めたい人は、是非スクリーンで山田孝之のすべてを浴びてほしい!【トライワークス】