菅田将暉

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 俳優の菅田将暉が29日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『帝一の國』初日舞台あいさつに来場、同世代の男性共演者たちに感謝の気持ちを込めキスしてまわったことを明かした。この日は野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎、永井聡監督も来場した。

 古屋兎丸の人気コミックを実写映画化し、超名門校で生徒会選挙に命をかける男・帝一(菅田)の野心みなぎるさまを描き出した本作。「一見、ポップに見えますけど、中身は政治バトルの映画なので、政治に詳しい方、働いている方にウケていましたね。各地の宣伝であんなに熱量を込めて『面白い』と言われることもあまりない」と思わぬ反響に驚きを感じている様子。鹿児島での宣伝の際には5〜6,000人ほどの観客を動員したそうで、「現場の広報の方から、これだけ集まるのは(歌手の)長渕剛さん以来です」とも驚かれたという。

 過去に共演したキャストが多いこともあり、この日のステージの上は和気あいあいとした雰囲気。「今日はしあわせな気持ちでいっぱいです」とあいさつする志尊に会場に集まったファンは「カワイイ!」とはやし立て、さらには吉田や、永井監督にまで「カワイイ」の言葉を浴びせるなど、会場内は終始、和やかなムードに包まれた。

 そんな中、「菅田に言いたいことはないか」と聞かれた間宮は、「撮影が全部終わった日に、僕らは先に撮影が終わって。(菅田)将暉だけ撮影が残っていたんです。でもその時はあうんの呼吸で、みんな帰らずに待っていた」と述懐。そこにすべての撮影を終えた菅田が戻り、「なんでおるの?」という言葉とともに、残ってくれた全員にキスしてまわったというエピソードを披露した。

 それにかぶせるように「マウス・トゥ・マウスでね」と続けた菅田の言葉に、会場から悲鳴交じりで「エー!」「キャー!」と驚きの声が鳴り響く中、「あれは何だ?」と尋ねた間宮。菅田は「最初に目が合ったのが(野村)周平だったのが良くなかった。待っていてくれてありがとうという気持ちと、今まで撮影ありがとうという気持ちがあって周平の目を見たら、自然とキスをする流れになった」と振り返る。

 「周平とキスしたらパッと見たら、間宮と目が合い。ここはノリでして。そしたら次は千葉くんがいた。千葉くんは(キスされるのを目を閉じながら)待っていたからね」という言葉に、千葉もウットリ顔で「すごい柔らかかった」と返し、会場からはキャーキャーと黄色い声。「そしたらなんかわからないけど、全員とキスをする流れになりましたね」とその経緯を説明する菅田に、言い出しっぺの間宮も「異様な光景だったと思います。周りのスタッフの皆さんも待っているし、まだキスをされていないヤツはドキドキしながら。自分がされるのか、されないのか、待っているという」と付け加えて、会場を沸かせていた。

 そんな中、「菅田に言いたいこと」がある男がもう一人。「すごいんです。とにかく芝居がすごいです」と切り出したのはベテラン俳優の吉田だ。「あらためて言うまでもないんだけど、今、24歳でしょ。どこまでうまくなるんだと。やっぱりどこかで(成長は)止まるだろうから。その先どうなるのか、逆に心配してしまう」という称賛の言葉に、菅田も「面会のシーンの時に『芝居できるんだね』と言ってもらったんです。すごくうれしかったですね。ありがとうございます」と頭を下げ、会場の拍手を浴びていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『帝一の國』は全国公開中