ラッパーのジャ・ルール氏。ケニアのナイロビで(2006年7月28日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】カリブ海の島国バハマで予定されていた「究極のぜいたく」と銘打った音楽フェスティバルが開幕当日の28日に突然中止となり、行き場を失った大勢の参加者が怒りをあらわにしている。

 この新たな音楽フェス「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」のチケット代は1万2000ドル(約130万円)で、VIPチケットは25万ドル(約2800万円)にも上った。参加者たちは週末に私有地の島の豪華な別荘に滞在し、大物ミュージシャンのパフォーマンスや、ワインや食事を楽しむはずだった。

 しかし参加者たちによると、「防災用テント」など「通常以下」の環境での宿泊を余儀なくされ、グルメメニューではなくチーズサンドイッチを食べさせられる羽目になったという。

 このフェスは2週連続で週末に行われる予定だった。しかし主催者側は28日、突然インターネット上で「無期延期」を発表した。

 私有地のエグズーマ(Exuma)島で行われるこのフェスの主催者は、2015年にエンターテインメントベンチャー企業「ファイア・メディア(Fyre Media)」を共同で立ち上げたラッパーのジャ・ルール(Ja Rule)氏とハイテク起業家のビリー・マクファーランド(Billy McFarland)氏。

 ジャ・ルール氏は現地紙「ザ・トリビューン(The Tribune)」に対し、自分とマクファーランド氏はこのフェスに2000万ドル(約22億3000万円)を注ぎ込んだと述べ、詐欺ではないと請け合った。

 一方、フェスの広報を支援してきたバハマ観光省は、同省は運営には関わっておらず、中止は「極めて遺憾」と発表した。
【翻訳編集】AFPBB News