ブラジル・リオデジャネイロでデモ隊に放火され炎上するバス(2017年4月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ブラジルで28日、緊縮政策に反対するゼネストと抗議デモが行われた。一部が暴徒化したため警察は催涙ガスを発射した。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)中心部で数千人が参加して行われたデモは平和的に始まったが、少人数のグループが暴徒化し、銀行の窓を割ったりバリケードを築いたりし、少なくとも8台のバスが放火された。警察はゴム弾と催涙ガスを使用して対応し、流れ弾がオフィスビル上階の窓に当たるなどした。

 同国の経済の中心地サンパウロ(Sao Paulo)でも同様の衝突が起きた。ミシェル・テメル(Michel Temer)大統領の私邸へ向かおうとした群衆が警察と衝突。警官らはゴム弾とスタングレネードで応じた。

 デモの暴徒化は、労組や左翼団体が交通網や学校、銀行を閉鎖して国の大半の機能を停止させようと組織したゼネストの終わりに起きた。緊縮のための財政改革、特に年金の大幅削減に対する抗議だ。

 労働組合フォルサ・シンジカル(Forca Sindical)の発表によると、全土で4000万人がストライキに参加したという。ただしこの人数は別の情報源で確認は取れていない。

 政府は同日、失業率が過去最高の13.7%を記録し、1400万人以上が失業状態にあると発表した。

 テメル大統領率いる中道右派政権は、南米最大の経済大国ブラジルを2年以上続く不況から救うには改革が必要だとしている。
【翻訳編集】AFPBB News