女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ、シングルス1回戦。勝利を喜ぶマリア・シャラポワ(2017年4月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】薬物使用による15か月間の出場停止処分から復帰を果たした女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が28日、テニス界から違反行為を根絶するため、1年間に実施される薬物検査の回数を約2倍に増やし、検体サンプルの保存期間を延長する国際テニス連盟(ITF)の計画を歓迎する姿勢を示した。

 関係者によると、来月1日から施行される新制度では、再検査を可能にするためにより多くの検体サンプルが長期保存される一方、全選手が生体パスポートでの検査を受けるという。また、前年比50パーセント増の450万ドル(約5億円)の予算をもとに検査回数が大幅増加するに伴って、今年は1年間に採取されるサンプル数も2016年の4899から8000に増える。

 現在開催中のポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)で1年3か月ぶりのツアー復帰を果たした四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワは、ITFが新たに発表した方針に賛同している。

 2016年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示したシャラポワは、「もちろん歓迎。それには反対しない」とした上で「1年間毎日欠かさず、薬物検査に1時間の枠を用意しなくてはいけないわけだが、それは仕事の一部。私たちがより多くのテストを受けるというなら、それは素晴らしいこと」と語った。

 一方、ITFのデビッド・ハガティ(David Haggerty)会長は「テニスがクリーンなスポーツであり、今後もそうあり続けることを保証するため、統括団体として競技の威厳を保護することを最優先に取り組んでいる」と述べた。

「優先事項を達成していくうえで、こうした改良は前向きな影響をもたらすだろう」
【翻訳編集】AFPBB News