アフガニスタンのマルジャで、歩哨に立つ米特殊部隊員(2010年2月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国防総省は28日、アフガニスタンで今週死亡した米特殊部隊員2人の死因が友軍による誤射だった可能性について調査していることを明らかにした。

 今月26日から27日にかけてアフガニスタンで夜間に実施された攻撃中に死亡したのは、米陸軍特殊部隊(Army Ranger)に所属するジョシュア・ロジャース(Joshua Rodgers)、キャメロン・トーマス(Cameron Thomas)両軍曹。2人は、同国東部ナンガルハル(Nangarhar)州にあるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点への攻撃に参加していた。

 弾が米・アフガニスタン側、あるいはIS側のどちらから発射されたものなのか、現在、正式な調査が進められている。この奇襲では他に米特殊部隊員1人も負傷した。

 国防総省の報道官を務めるジェフ・デービス(Jeff Davis)海軍大佐によると、26日深夜、米国とアフガニスタンの特殊部隊員、それぞれ約50人と約40人はヘリでモーマンド峡谷(Mohmand Valley)に向かった。同地の付近には国防総省がアフガニスタンにおけるISのリーダーと呼ぶアブドゥル・ハシブ(Abdul Hasib)幹部が使用する施設があった。

 アフガニスタンのISはイラクとシリアのISの傘下にあり、米軍は「イスラム国ホラサン(Islamic State Khorasan)」またはISIS-Kと呼称している。

 在アフガニスタン米軍は声明で、「わが合同部隊は周到な待ち伏せを受け、着陸から数分以内に複数の方角から激しい攻撃を受けた」が「わが軍は敵陣に迫り、ISIS-Kの幹部クラス数人、戦闘員35人以上を殺害した」と述べている。

 この施設は米軍が今月13日に大規模爆風爆弾(GBU-43/B Massive Ordnance Air Blast)、通称「MOAB(モアブ)」または「すべての爆弾の母(Mother Of All Bombs)」を投下した地下施設の近くに位置していた。国防総省はMOABについて、これまで実戦配備された中で最大の非核兵器と説明している。
【翻訳編集】AFPBB News