高須院長が朝鮮半島情勢を語る

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 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は緊迫する北朝鮮情勢についてお話をうかがいました。

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──北朝鮮情勢の緊張が高まっています。

高須:ロシア軍も北朝鮮との国境に部隊を移動させているようだね。これはもう一触即発ということなんだと思う。プーチン大統領もアメリカの動きを傍観するわけにもいかないだろうから、牽制をしているんだろうね。

 ただ、北朝鮮をどうこうしたいということよりも、極東でアメリカが攻撃を始めること自体が、ロシアにとって不都合だということなんだろうね。ここでもしも北朝鮮がアメリカに屈して、さらには中国もアメリカにやられちゃうと、アメリカ一強になってしまう。ロシアとしては、その状況はできれば避けたい。アメリカが軍事力を発揮して、今のバランスが崩れるのは困るからね。アメリカにヘタなことをさせないためにも、北朝鮮に肩入れする動きを見せて、トランプの動きを封じたいんだろうな。

──日本としてみたら、ロシアの肩入れが北朝鮮の暴走を駆り立てているようにも感じます。

高須:それは本当に困った話だよ。ロシアとしてもそう簡単に戦争なんてことにはなってほしくないはずで、そのためにはプーチンが金正恩をうまくコントロールしなくちゃいけない。金正恩もバカじゃないから、戦争はしないほうがいいってわかっているだろうけど、プーチンのサポートがあると思って、暴走しちゃうかもしれない。プーチンが冷静に状況を見つめて判断していかないと、おかしなことにもなりかねないね。

── 一方では、米軍による金正恩斬首作戦なんてものもささやかれています。

高須:ビン・ラディンもそれで抑えたわけだし、ない話ではないと思う。金正恩という指導者を失った北朝鮮がどうなっていくのかという不安はあるけど、日本としては今の北朝鮮そのものが不安の種なんだから、我々はこの脅威を取り払われることを願うしかない。もちろん、金正恩が中国に亡命でもして、北朝鮮が民主化されればいいのかもしれないよ。でも、現状でその可能性はかなり低い。結局日本としては、自分たちが攻撃されないためには、金正恩が改心するのを期待するのではなく、トランプを支持するしかない。それが日本人として当然の選択なんだよ。

 だからね、たまにネットなんかで金正恩の斬首作戦に強く反対する人もいるけど、僕にはその考えは信じられないね。日本の平和よりも金正恩の命のほうが大切だというのは、絶対に賛同できない。そういう声を上げる人は、北朝鮮の工作員なんじゃないかって思うよ。

──高須院長としては、実際に戦争に発展する可能性はどれくらいだと思いますか?

高須:難しいけど…、五分五分くらいかな。トランプとしては金正恩が挑発行為を続けるなら、いつでも攻撃してやるというスタンスだったけど、だいぶ軟化しているから、このまま北朝鮮が静かにしていれば、大きな動きはないと思う。でも、金正恩はかなり追い詰められているわけで、どうなるかはわからない。実際、相変わらず強硬な態度を取っているしね。ただ、韓国が及び腰なのが気になるなあ。もうちょっと強い態度で北朝鮮に圧力をかけてほしい。

──日本国内の雰囲気はどう思いますか。そこまで危機感はないように思えます。

高須:なるようにしかならないとは思うんだけど、たしかに戦争なんて起きるはずもないと信じ込んでいる人は多いような気がする。日本国民みんながそんな意識だと、もしも攻撃されたら、一発でやられてしまうよ。政府もしっかり危機感を抱く必要があるし、国民も何があるかわからないということをちゃんと心に留めて置かなければならない。

──内閣官房の公式サイトではミサイルが飛んできた際の避難方法が掲載されていますね。

高須:なんだか暢気な感じもするけど、それくらいのことは知っておかないといけないってことだよ。こういうものをしっかりチェックしている人間が生き残るからね。この世の中は、本当に何が起きるかわからない。少なくとも、日本だけが永久に平和だなんてことはない。自分の国は自分で守るのが“普通の国”だということは忘れてはいけない。ある意味、今、日本は本当の意味で“普通の国”になるきっかけを与えられているのかもしれないね。

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 危機感を抱きながら北朝鮮情勢を注視している高須院長。有事に発展しないことを願うばかりだが、最悪の展開もありうるということも想定しておく必要がありそうだ。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)など。最新刊は『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)。