仏トゥールで開かれた極右政党「国民戦線(FN)」の会合で演説するマリーヌ・ルペン氏(2011年1月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス大統領選の極右候補、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏は28日、自身の政党「国民戦線(FN)」の党首代行を、ジャンフランソワ・ジャルク(Jean-Francois Jalkh)氏からスティーブ・ブリオワ(Steeve Briois)氏に交代させた。4日前に就任したばかりだったジャルク氏は、ホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)否定論者を称賛する発言をした疑惑が浮上し、物議を醸していた。

 来月7日の決選投票で中道派のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相と大統領の座を争うルペン氏は24日、「党派的な思惑を超えた」選挙運動を行うためとして、暫定的にFNの党首を退いていた。

 欧州議会員のジャルク氏は党首代行に指名されてすぐ、第2次世界大戦(World War II)中にナチスが大量虐殺に使用したガス室に関する発言をめぐる論争に見舞われた。

 ジャルク氏は2005年に発行された仏学会誌のインタビューで、「ガス室の問題に関して、私たちは話し合うことができるべきだ」と発言。同誌の執筆者によると、ホロコーストを否定した罪で有罪判決を受けたロベール・フォリソン(Robert Faurisson)氏を称賛したとされる。

 FNは28日、ジャルク氏の後任として同国北部エナンボーモン(Henin-Beaumont)の町長を務める人気政治家のブリオワ氏を指名したと発表。同党副党首でルペン氏のパートナーであるルイ・アリオ(Louis Aliot)氏によると、ジャルク氏はホロコーストに関する発言を否定しているという。
【翻訳編集】AFPBB News