Qualcommが、減収減益の見通しを発表しました。不公平な契約を結ばされたと同社を提訴しているAppleが、iPhone用モデムのロイヤルティー支払い停止を通告してきた、と明かしています。

Apple、iPhoneなどに発生するロイヤルティー支払いを停止!

Appleは、スマートフォン用モデムチップで高いシェアを持つQualcommが、その強い地位を使って不公平な契約を強いている、として10億ドル(約1,100億円)の賠償金支払いを求めて提訴しています。
 
Qualcommのドン・ローゼンベルク上級副社長は、Appleが2017年第1四半期(1月〜3月)のロイヤルティー支払いを、今回の係争が解決されるまで停止すると通告してきた、と発表しています。
 
同氏は、両社間の契約は正当なもので有効であると主張し、Appleが韓国やアメリカの公正取引当局に契約が不公平だと訴えた一連の動きを「間違った国際的な攻撃」と非難しています。

Appleに売り上げの約2割を依存のQualcomm、約550億円の減収

Appleからのロイヤルティー支払いが受けられないことにより、Qualcommの減収額は2017年第1四半期だけで、5億ドル(約550億円)とされています。売り上げの約2割をAppleに依存するQualcommにとっては大きな痛手となります。
 
このニュースを受けてQualcommの株価は4.3%下落しました。一方、Appleの株価には目立った変動はありませんでした。
 
先日、2017年発売のiPhoneでは、Qualcomm製モデムの搭載比率が現在の60%から35%へと引き下げられると予測されていました。

 
 
Source:Qualcomm, 9to5Mac, MacRumors
(hato)