末娘を殺され今度は長女まで…悲劇に襲われた家族(出典:http://www.mirror.co.uk)

写真拡大

これを悲劇と言わずしてなんと言おうか。米カンザス州で18年前に末娘を殺害された母親が、今度は長女を銃で殺害されてしまうというあまりにも悲しい事件が起こってしまった。

カンザス州東部ワイアンドット郡に暮らすシェリー・ウエストさんは、1999年に当時10歳だった末娘を誘拐され殺害されるという悲劇に見舞われた。

当時、自宅の外でローラースケートをして遊んでいたパメラ・バトラーちゃんは、バンに乗ったキース・ネルソンに誘拐された。妹が連れ去られる現場を目撃した長女のケーシーさんは、叫びながらそのバンを追いかけたという。しかしパメラちゃんは森の中で殺害されるという最悪の結果となってしまった。

悪夢のような事件から約18年経った4月19日、今度は長女のケーシーさんが命を落とすことになろうとは誰が予想できたであろうか。

その日、仕事から戻り自宅前に車を停めていたケーシーさんを銃で殺害したエメネンシオ・ランズダウンは、すぐにその場を逃げ去っている。だが住民からの通報で23日の朝、自宅にいるところを逮捕された。

19日に警察から「署まで来てほしい。確認してほしいことがある」と連絡を受けたシェリーさんは、警察署で変わり果てた姿のケーシーさんを見て「嘘よ! 嘘! こんなのあり得ないわ!」と叫んだという。

34歳でこの世を去ったケーシーさんは、4児の母親ですでに孫も1人いた。来月には子供の1人が卒業式を迎えることを楽しみにしていた矢先の出来事だった。シェリーさんには3人の娘がいるが、次女も妹と姉を亡くして相当なショックを受けている。愛する娘を2人も喪ってしまったシェリーさんは想像を絶する心痛を抱えてしまったが、それでも気丈に『Fox News』などメディアのインタビューに応じた。

「長女までまさか殺害されるとは夢にも思っていませんでした。2人の娘を亡くしたことで私の心は完全に壊れ、全てを失ってしまったという気持ちです。またこのような苦悩を味わうとは…。どうか悪夢であって欲しいと思わずにはいられないのですが、現実なのです。でも私は娘のために、強くなって乗り越えていかなければいけません。犯人には正しい制裁を下してほしいと思っています。」

22日には、地元の自治体がケーシーさんを追悼して空に100個の風船を飛ばした。

「ケーシーは長女として下の子の面倒をよく見てくれました。仕事をしていて忙しい私に代わっていろんなことを手助けしてくれました。娘たちとは本当に仲が良かったんです。今は言葉にもならないほどのショックを受けています。でも空に向かってパメラに『お姉ちゃんにハグしてあげてね』と言っているんです」と声を詰まらせつつ、シェリーさんは話している。

現在、ケーシーさんを殺害したランズダウンは銃違法所持と第2級殺人罪で拘留中だ。18年前にパメラちゃんを誘拐し殺害したネルソン被告には死刑判決が下されているが、今も投獄中という。シェリーさんから長女を奪ったランズダウンにも然るべき制裁が下されることを願わずにはいられない。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)