【大宮vs浦和プレビュー】”さいたまダービー”を戦う両チームの状態は対照的…浦和は破壊力抜群の攻撃陣が最大の強み

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■大宮アルディージャ 負傷から復帰のMF瀬川祐輔が、26日のルヴァン杯札幌戦で活躍

【プラス材料】
 公式戦直近4試合で3分1敗。敗れたリーグ第8節G大阪戦は0−6という惨敗だったが、競った試合ができ始めている。特に26日のルヴァン杯札幌戦は、先制される展開になりながらも、負傷から復帰した途中出場のMF瀬川祐輔がゴールを決めて1−1に追いついた。今シーズン、新加入の瀬川が交代出場からしっかりと仕事ができることを示したのは、チームの競争を激化させる良い材料になりそうだ。

 チーム全体が失点を恐れて引き気味になっている状況で、FWムルジャが練習に合流したこともポジティブな材料だ。一本のロングボールからスピードを生かして独力でシュートまで持っていける元セルビア代表ストライカーの一撃に期待がかかる。

【マイナス材料】
 公式戦10戦未勝利。開幕前に予定されていた全40試合(天皇杯を除く)のうち、4分の1を消化したというのに、未だに勝利がない。そんな状況にあるチームが好転するためには結果が必要だが、この状況で現在リーグ首位の浦和とのダービーを迎えるのだから運がない。

 FWネイツ・ペチュニク、MFマテウスという外国籍選手が負傷で離脱中。キャプテンのDF菊地光将も負傷のため、引き続き試合に出られない。これまで選手を多く入れ替えてきたが、まだどの選手をどう並べればいいのか、最適解も見えてこない。ダービーという特別な一戦が、選手たちを奮い立たせてくれることを祈るのみだ。

文:totoONE編集部

■浦和レッズ リーグ6勝1分1敗で首位、ACLもGL突破と充実の時を過ごす

【プラス材料】
 リーグ開幕黒星スタート以降、ここまで負け知らずで6勝1分と圧倒的な成績を残している浦和。ACLでも26日のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦で大勝し、決勝トーナメント進出を決めるなど上昇気流に乗っている。

 とりわけ好調なのが攻撃で、圧倒的な破壊力で敵を蹂躙。リーグ、ACLを合わせて13試合で42得点、1試合平均3点以上と驚異的な爆発力を見せている。その中で抜群の存在感を示しているのが新加入のラファエル・シルバ。出場11試合で11得点と卓越した決定力の高さを見せつけている。

 大宮とのダービーに向けては阿部勇樹、宇賀神友弥、遠藤航がACLで出場せず、休養十分。武藤雄樹、関根貴大も早い時間で交代するなど、指揮官はターンオーバーでコンディションを整えている。

【マイナス材料】
 圧倒的な攻撃力の高さで好成績を残す一方で、気になるのは失点が多いことだ。13試合中9試合で失点しているが、相手にうまく崩されて喫したものというより、軽率な対応の隙を付かれるバターンが少なくない。リーグ前節の札幌戦でも攻勢が続く展開で気が緩み、人数が揃っているにもかかわらず不用意に縦パスを許すような雑なポジショニングが目をつき、3−2と結果は接戦となった。続くACLのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦でも、怠慢な守備対応が目立ち、実際に気の緩みを認める選手もいた。

 大宮とのダービーに向けては、古巣対決となるズラタンがウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦で負傷したのが気がかりだ。また、当初はターンオーバーの対象だったであろう柏木陽介が、ズラタンの負傷によりフル出場を強いられ、終盤に疲労の色が見えたのも不安材料だ

文:totoONE編集部