【清水vs仙台プレビュー】4日前のルヴァン杯でも相対した両チーム…通算対戦成績では清水に軍配

写真拡大

■清水エスパルス エース鄭大世に頼った攻撃は既に過去のもの

【プラス材料】
 リーグ戦ここ2試合はどちらも引き分けと勝ちきれていないが、リードされた展開から終盤に同点ゴールを奪う粘り強さを見せたのはプラス要素。特に前節・川崎戦は、内容的には負け試合だったが、本当に残り数秒という時間にチアゴ・アウベスが正確な左足シュートで勝ち点1をもたらした。チアゴは26日のルヴァン杯仙台戦でもゴールを決めており、直近3試合では128分間で2ゴール1アシストと少ない時間で結果を出している。清水や日本のサッカーにも少しずつ慣れてプレーの質も上がり、終盤のジョーカーとして頼もしい存在になってきた。

 また、J1リーグ20,000ゴール目を決めた金子翔太をはじめ、白崎凌兵、ミッチェル・デュークなど、エース鄭大世以外のゴールが増えてきたのも好材料だ。

【マイナス材料】
 リーグ第6節まではセットプレー以外の失点は少なかったが、ここ2試合は流れの中から3失点と少しほころびが見えている。相手のペースになると守備ラインが引き気味になってしまい、そこからなかなか押し戻せない時間が増えていることも気になる部分。それが失点の増加と無関係とは言えないだろう。

 また、ルヴァン杯も含めるとここまでアイスタで1分3敗。ホームで勝てないことが選手たちにとって重圧になりつつあるのも気になるところだ。

 特に今回は、2015年10月17日にJ2降格が決まった時の対戦相手・仙台との一戦。その日はホームで0−1で敗れており、その記憶を残している選手も多い。それが悪いイメージとして影響するのか、雪辱に向けた力となるのか。ここはプラス材料にもマイナス材料にもなりうる要素と言える。

文:totoONE編集部

■ベガルタ仙台 26日のルヴァン杯第3節では清水に勝利

【プラス材料】
 リーグ戦の連敗を、前節・広島戦でストップ。追いつかれ勝ち点3を逃したことは課題だが、0−2から8分間で3ゴールをもぎ取って一時は逆転したということが、少なからずチームの自信になった。清水戦で久々の勝利を手にして、さらに自信を増したい。

 26日のルヴァン杯第3節で清水に勝利したことも、追い風になっている。共にリーグ戦と異なるメンバーでの対戦ではあったが、仙台は若手も多く含むメンバーで勝利。しかも今季初の逆転勝利だった。この試合でプロ初出場初得点を果たした椎橋慧也というニューヒーローも誕生した。心理的にも、優位に立つことができる。

 そして元清水の平岡康裕が、モチベーションを高めて古巣戦に臨む。失点が続く守備の立て直しも、彼にかかっている。

【マイナス材料】
 仙台はまず、守備を修正しなければならない。リーグ戦では4試合連続の複数失点を記録しており、その間は勝てていない。特に相手に先制点を許してから短時間で追加点を奪われるケースが多く、失点しても大崩れしないように、ピッチ上で戦い方の意思統一が必要になる。

 また、攻撃面では、長期離脱中の中野嘉大、平山相太に加え、奥埜博亮、金久保順も週末の試合に間に合うかは不透明だ。クリスランや佐々木匠が台頭してきたことでカバーできてはいるものの、負傷者が復帰して選手層を厚くすることが望まれる。

 そして、26日のカップ戦と30日のリーグ戦で清水との対戦が続く中、カップ戦で大岩一貴と三田啓貴がフル出場。スタミナ面での不安が残るが、フレッシュな選手が彼らを支えるくらいの活躍をして、勝利を手にしたい。

文:totoONE編集部