27日、中国新聞網によると、江蘇省南京市の病院で患者の父親に蹴り飛ばされながらも適切な処置を施した看護師が話題になっている。資料写真。

写真拡大

2017年4月27日、中国新聞網によると、江蘇省南京市の病院で患者の父親に蹴り飛ばされながらも適切な処置を施した看護師が話題になっている。

記事によると、23日午前、南京市リ水区の病院で、看護師が3歳の女児に点滴を行おうとしたが、血管が細かったために針を刺し直した。すると、付き添っていた父親はその様子にいら立ったのか、しゃがんでいた2人の看護師を次々と蹴り倒した。しかし、看護師はすぐさま立ち上がると、女児の足に残った点滴の針を抜いた。出血する恐れがあったためだ。

父親はその後も看護師を突き飛ばすなどし、謝罪することなくその場から姿を消したが、防犯カメラの映像が公開されたことで警察に自首したという。看護師の女性はショックを受けており、心理的なケアが必要とのことだ。

ネットユーザーからは、「看護師はプロフェッショナルだな」「医療関係者って大変だよね」「看護師の職業精神は素晴らしい!」など、蹴られながらもまず患者の身を第一に考えて行動した看護師に称賛の声が集まった。

また、「親として恥ずかしくないのか!」「子どもを思う気持ちは間違っていないが、何があっても暴力はいけない」「こういう輩は病院のブラックリストに入れて、病気になっても診ないようにすればいい」など、父親への批判の声も多数挙がっている。

中国では慢性的な医師不足から一人の患者の診察時間が十分に取れないことなどから、医師の診察や治療に不満を持った患者やその家族が病院スタッフを罵倒したり、ひどい場合には暴行を加えたりするなどのトラブルがたびたび起きている。(翻訳・編集/北田)