ロイター通信のインタビューを受ける蔡英文総統(右)

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(台北 28日 中央社)蔡英文総統は27日、ロイター通信のインタビューで、ジュネーブで5月下旬に開催される世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)について、台湾の参加可否は両岸(台湾と中国大陸)関係において非常に重要な指標になるだろうと語った。

WHAの招待状はいまだ台湾に届いておらず、懸念が広がっている。昨年は出席できたものの、招待状が届いたのはオンライン申請締切日の当日で、文面には「一つの中国」に関する記述が加えられていた。

蔡総統は、中国大陸は制限をかけるやり方を採用し続けているとした上で、中国大陸の政策決定者に対し、両岸関係に不利益となる決定を行わないよう呼び掛けた。

蔡総統は28日、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のジェームズ・モリアーティ理事長と面会。モリアーティ氏は25日に行われた台米共同の国際研修会で、台湾のWHA参加を期待する考えを示している。蔡総統は、米国や近しい理念を有する国が台湾のWHA参加を支持、協力していることは国際医療における台湾の貢献に対する最高の評価だと言及。WHAへの参加は台湾の人々の健康の権利に関わるものであり、いかなる理由であれ剥奪されてはならないと強調した。

(呂欣ケイ/編集:名切千絵)