映画ファンのみならず、森山大道ファンも注目のイメージビジュアル

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1960年代から80年代にかけて、演劇、映画、文学でマルチな才能を発揮し、今なお評価の高い寺山修司。彼が唯一遺した長編小説を、『帝一の國』などヒット作&話題作への出演が相次ぐ菅田将暉と、監督・主演の『息もできない』(08)が世界各国の映画祭で絶賛されたヤン・イクチュンのダブル主演で映画化した『あゝ、荒野』が、前後篇の二部作として、それぞれ10月7日(土)と10月21日(土)から全国順次公開されることが決定した。

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原作は1960年代を舞台にしているが、映画の舞台は2020年東京オリンピック後の近未来に設定されている。兄のように慕っていた男を半身不随にされ、復讐を誓う新次(菅田)と、ティッシュ配りをしている赤面対人恐怖症の“バリカン”こと健二(ヤン・イクチュン)。ボクシングを始めた2人が人生を一変させていく、切なくも強烈な青春ストーリーだ。

また、写真家・森山大道が手がけた同作のイメージビジュアルも解禁された。森山は、長く絶版になっていた寺山の名エッセイ集「スポーツ版 裏町人生」をイメージした写真集を出版するなど、生前の寺山とも親交があった。菅田とヤン・イクチュンを新宿の街で撮り下ろした写真で構成されたイメージビジュアルは、1960年代の雰囲気がそのまま現れたような鮮烈な仕上がりだ。

同作はほかに、ボクシングジムのトレーナーで通称“片目”こと堀口役のユースケ・サンタマリア、ヒロインの芳子役の木下あかり、新次の宿命のライバル・裕二役の山田裕貴、新次の母親・京子役の木村多江、闇の研究会メンバーの恵子役の今野杏南らが出演している。【Movie Walker】