Googleカレンダーが自動で空き時間にジョギングや読書の予定登録!AI時代の無駄のない時間活用「ゴール」の使い方

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Googleカレンダーには、空いた時間を探して自動的に予定を登録してくれる「ゴール機能」が用意されている。

このゴール機能は、空いた時間を活用してジョギングや読書をしたり、英会話などのスキルアップをしたりしたい人には格好の機能である。

今回は、このゴール機能の使い方を紹介しよう。

●Googleカレンダーのゴール機能とは
仕事やプライベートでGoogleカレンダーを活用している人は多い。
筆者は、取材の予定はもちろん、原稿の締め切りやプライベートの予定まで、すべてGoogleカレンダーで管理している。

もしもGoogleカレンダーがなかったら、間違いなく途方に暮れる。
現在、そんな人たちは、かなり多いと思われる。

そのGoogleカレンダーには、「ゴール」という機能が用意されている。
これはAndroid版およびiOS版アプリにだけ用意されている機能なので、日頃、パソコンでWeb版を中心に使っている人には、意外と知られていないかもしれない。

通常、Googleカレンダーの予定は、ユーザーが自分で登録する。
たとえば、「○月○日の15時から打合せ」といった予定であれば、日付を指定して、時間と内容を個別に入力して予定を登録する。

これに対して「ゴール」は、Googleカレンダーが空き時間を探して自動的に予定を登録してくれる機能なのだ。

たとえば「1週間に2回、30分程度ウォーキングする」という目標をゴール機能で設定すると、Googleカレンダーが空き時間を探し、自動的にウォーキングの予定を登録してくれるのだ。

もちろん、登録された日時に別の予定が入ったり、都合が悪くなったりすれば、手動で変更もできる。

実は、こうした場合でも、ユーザーが行った修正を自動的に学習し、以降の予定に反映してくれるという、実に賢い機能なのだ。

Googleによれば、ユーザーが目標を達成できるように、背後では機械学習も含めたかなり高度な処理が行われているという。

●ウォーキングや読書、プログラミングなどの予定を自動的にプランニング
設定できるゴールは、大きく
「運動」
「スキルアップ」
「友達や家族」
「自分のための時間」
「身の回りの整理」
に分かれている。

それぞれ、以下のような内容を選択できる。
各ジャンルには「カスタム」も用意されていて、自分だけの独自のゴールも設定可能だ。また、運動を登録する際には、「Google Fit」やAppleの「ヘルスケア」と連携させることも可能となっている。

<運動>
トレーニング
ジョギング
ウォーキング
ヨガ
カスタム
<スキルアップ>
外国語の学習
プログラミングの習得
楽器の練習
芸術作品の制作
カスタム
<友達や家族>
友達に連絡
家族と食事
母親に連絡
父親に連絡
<自分のための時間>
読書
瞑想
趣味
カスタム
<身の回りの整理>
1日の予定を立てる
掃除
雑用
カスタム

●ゴールの設定方法
ゴールの設定は、登録する内容や実行する頻度、実行する時間帯などを順番に選択していくだけだ。以下でウォーキングのゴールを設定する手順を示しておくので、参考にしてほしい。

なお、Web版のGoogleカレンダーは、ゴール登録だけはできないが、ゴール機能で登録された予定を確認・修正・削除することは可能となっている。


予定作成の[+]ボタンをタップし、[ゴール]をタップする。



カテゴリーを選ぶ。ここでは[運動]をタップする。



[ウォーキング]をタップする。



週に何回実行するか(頻度)を指定する。



1回のウォーキングの時間を指定する。



都合の良い時間帯を選択する。



「Google Fit」やAppleの「ヘルスケア」との連携も可能。設定する場合は[接続]をタップして設定する。ここでは[スキップ]をタップ。



設定が完了したら右上のチェックマークをタップする。



最初の予定が表示されたら[このまま]をタップする。時間を変更するなら[時間を変更]をタップして内容を修正する。



空いた時間が調べられて自動的に予定が登録される。



予定はWeb版のGoogleカレンダーにも表示される。



井上健語(フリーランスライター)