とにかく広大な中国。1つの省だけで日本がすっぽり入ってしまうほどのスケールであり、その国民性や習慣、消費傾向を「中国人は・・・」とひとまとめに論じることに無理があることは想像に難くない。それは、売れる自動車の種類についても同じだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 とにかく広大な中国。1つの省だけで日本がすっぽり入ってしまうほどのスケールであり、その国民性や習慣、消費傾向を「中国人は・・・」とひとまとめに論じることに無理があることは想像に難くない。それは、売れる自動車の種類についても同じだ。

 中国メディア・今日頭条は25日、「広州人が最も愛しているという自動車ベスト4」を紹介する記事を掲載した。記事は「広東省広州市は改革開放の前線地帯であり、自動車の合弁企業も早い時期に広州に拠点を構えた。自動車に触れてきた期間が長いため、広州人の自動車に対する消費観念は理性的である」としたうえで、広州人が好んで買うという自動車4車種を紹介している。

 1台目は広汽(広州汽車)の伝祺GS4だ。記事は「近年のSUVブームに乗って、販売数上位をキープしている。もちろんブームだけによるものではなく、クルマ自身も優秀だ。そのデザイン、開発技術は、広汽集団の豊かな実力を示すものだ」と説明した。

 続いて2台目は、広汽トヨタのカムリ。「カムリは消費者の間でとても高い地位を保ち続けてきた。特に広州地区ではそうだ。広汽トヨタの合弁生産モデル第一陣として、信頼できる品質、メンテナンスの利便性、風格ある外観といった点で広州の消費者にいいイメージを与えている。そして近年では若者をも意識したデザインとなっている」としている。

 3台目も同じく広汽トヨタブランドのレヴィンだ。米国版カローラをベースに作られたレヴィンは、優れた品質、燃費性能を持っていると説明。さらに、ハイブリッドタイプのレヴィンは広州では多くの補助金を得ることができ、コストパフォーマンスが高くなっているとも伝えた。最後の4台目には華晨BMW5シリーズを挙げた。間もなくリニューアルを迎えるため、値引き率が他の同クラス車に比べて大きくなっているとのことである。

 販売数やアンケートの結果から得られたものではなく、作者の主観が多く含まれていると思しきベスト4について、中国のネットユーザーからは「自分は広州人だが、広州人が好きなのはカムリ・アコード・シルフィ・サニーなどだ」、「広東人の日本車好きは有名だ」、「自動車は愛国とは関係ないな」といったコメントが寄せられた。人によって人気車種のラインナップは異なるようだが、「広州人は日本車好き」という根本的な部分は間違いないようである。(編集担当:今関忠馬)(写真は中国広東省広州市、イメージ写真提供:123RF)