富山県の立山で香港人観光客2人の行方がわからなくなっていた騒動で、27日に2人の無事が確認された。写真は立山。

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富山県の北アルプス立山で香港人観光客2人の行方がわからなくなっていた騒動で、27日に2人の無事が確認された。香港のインターネット上では日本の山荘への称賛と、2人に対する批判の声が上がっている。

複数の香港メディアによると、26日夜に立山の雷鳥荘の従業員から「宿泊予定の2人が到着していない」と警察に通報があった。富山県警は遭難した可能性もあると見て、翌27日朝から山岳警備隊やヘリコプターを派遣して2人の捜索を行ったが発見されなかった。その後、香港の入境事務処が、中国外交部の駐香港特派員公署と駐名古屋中国総領事館から「2人が安全な場所にいることが確認された」との連絡を受けたことを明かした。

2人からは26日午後5時過ぎに旅行代理店に「雪で宿泊施設にたどり着けない」とのメールがあったというが、宿泊予約のキャンセルなどの申し出はなく、その後も連絡がなかった。もともと親日家が少なくない香港のネット上では、「日本人は本当に優しいね」など2人を心配して警察に通報した山荘への称賛のほか、キャンセルの連絡をしなかった2人に対して「これでまた香港人の印象が悪くなる」「こんなことを続けていたらタダで予約させてもらえなくなる(保証金を求められる)」「最低でも迷惑をかけた人への謝罪は必要」といった批判の声が上がっている。

実は予約したにもかかわらず無断でキャンセルするいわゆる“No show(ノーショー)”は香港でも問題になっている。蘋果日報は今回の騒動と関連して、このノーショーに言及。予約した時点で宿泊施設には事前の準備が発生するため無断でキャンセルすると大きな損失になることを説明し、「(ノーショーは)香港人の評判に大きく影響する。近年は宿泊日が近づくと再確認のメールが何度も届くようになった。すでに香港人が警戒されていることを表している」と警鐘を鳴らしている。(編集/北田)