個人でも優れた習慣を身につけるには一定の時間が必要とされ、身に着けようとする習慣のレベルが高いほど、より多くの時間が必要となる。では、個人ではなく、社会全体として優れた習慣を根付かせるにはどれだけの時間が必要となるだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 個人でも優れた習慣を身につけるには一定の時間が必要とされ、身に着けようとする習慣のレベルが高いほど、より多くの時間が必要となる。では、個人ではなく、社会全体として優れた習慣を根付かせるにはどれだけの時間が必要となるだろうか。

 日本を訪れた中国人旅行客は、日本の清潔さに衝撃を受けるというが、中国メディアの今日頭条は24日付で、中国社会が日本社会と同等の清潔さを実現するためには「どんなに頑張っても50年はかかる」と伝える記事を掲載した。

 記事は、日本人が洗浄用のブラシと洗浄液を用いて自分の店先の「アスファルトの汚れ」を丁寧に落としている写真を掲載し、このような真剣な態度で清掃する姿を中国国内で見かけることは「まずない」と指摘。また、中国人の部屋よりも、この日本人が磨いたアスファルトのほうが清潔であるとも説明した。

 また、日本人は決してゴミのポイ捨てをせず、自分のゴミはポケットやリュックなどに入れて家に持ち帰って処理すると紹介。中国人のように「ゴミのポイ捨てをしなくなったら、街の清掃員の仕事がなくなる」といった「言い訳」は日本人は絶対にしないと伝えた。

 さらに日本では社会的責任の一環として街を清掃する活動を行う企業すらあるのに対し、中国では自分たちのゴミを路上に捨てる店もあるほどだと紹介。ひどい場合にはゴミ袋に入れることもなく路上にゴミを捨てる店もあると指摘し、これは清掃員が翌日に清掃してくれることに頼っているからだと説明した。

 記事は、「日本人は身の回りのみならず、周囲の環境全体を清潔に保つことを、生活するうえで欠かすことのできない仕事と考えている」と指摘し、また、こうした「考え方」を自分たちの日常生活の習慣としていると紹介。中国人は対照的にゴミをポイ捨てすることを厭わないため、「中国社会が日本社会と同等の清潔さを実現するためには、どんなに頑張っても50年はかかる」と結論付けた。

 習慣の改善はまず考え方を変えることから始まるが、中国社会がより衛生的かつ清潔な環境を作り出すには、あらゆる中国人が考え方を改善しなくてはならない。これは確かに、非常に長い時間が求められるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)