ロシア・モスクワの大統領府(クレムリン)で握手を交わす、ウラジーミル・プーチン大統領と安倍晋三首相(2017年4月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は27日、首都モスクワ(Moscow)で安倍晋三(Shinzo Abe)首相と会談し、北方領土への航空機を使った元島民の墓参を開始することで合意した。

 日ロ関係をめぐっては昨年12月にプーチン氏が大統領として11年ぶりに来日し、北方領土問題の解決と平和条約締結に向けた交渉の前進に期待が高まったが、今のところ大きな進展は見られていない。今回の安倍首相のロシア訪問は、交渉に対する両首脳の意欲の表れといえる。

 プーチン大統領は「元島民の墓参のため、ロシアが直行便を運航する」と述べたほか、北方領土での共同経済活動の実現に向け、官民合同の現地調査団を今夏にも派遣すると発表。「これら全てが両国の信頼と相互理解につながる環境を作り出すと期待している」と語った。

 一方、ロシア語の翻訳によると安倍首相は「歴史上初めて、元島民の方々に航空機を利用してお墓参りをしていただくことが決まった」と述べ、ロシア側の対応を歓迎した。

 両首脳はまた、緊張の高まる北朝鮮情勢についても協議。プーチン大統領によると「地域問題に関わる全ての国に対し、好戦的なレトリックを慎み、落ち着いた建設的な対話を目指して努力する」よう呼び掛けることで両首脳は一致した。
【翻訳編集】AFPBB News