アナタの人生は電車のほう? それともロボットのほう?

工場などで部品の組み立てに使われるロボット・アームは、動きの正確さと素早さが導入の決め手となるかと思います。

時にはデモンストレーションとして、ドラム・テクニックを披露するなんてこともありますが……今回ご覧いただきたいのは、その素早さと正確さゆえに人間の私たちに人生の虚しさを突きつけてくる、けなげなロボット・アームなんです。



こちらは作者のアカウント、Christian Schürchより動画『Robotic Loop - 10 minutes』でした。

ただただ無心に、無限に周回する玩具の電車が脱線しないように、足りない線路を置き直すだけのアーム。「レールの敷かれた人生」だなんてよく言いますが、そんなレールも同じ場所をグルグル回るだけという味気ないものです。それに、電車が脱落しないようせわしなく世話をし続けるアームにも悲哀を感じますよね。

この作品は、スイスで機械工学を学ぶ生徒クリスチャン・シュルヒさんがアームを使う課題で作ったとのこと。電車には磁石が搭載されており、アームのセンサーが電車の速度を自動計算して次のレール置くのだとか。作者としては無意味でバカバカしい、それでいて見た人にインパクトを与えるものを作ったつもりが、一周回って人生を考えさせるアートのような作品になってしまったのでした。

もうひとつオマケで、アームがこれら一式を箱から取り出し、しまう様子もどうぞ。最後にチョンチョンチョンとパーツを押し込む様子が超キュートです。



動画はChristian Schürchより。

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image: YouTube
source: YouTube(1・2)

(岡本玄介)