大宮と浦和のさいたまダービー(写真は昨季J1第1S第11節)

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4月30日(日)

大宮 vs 浦和 [NACK]

 J1第9節が30日に開催される。NACK5スタジアム大宮では最下位の大宮アルディージャと首位の浦和レッズが対戦。リーグ戦27回目の“さいたまダービー”を迎える。

 大宮はかつてないほどの逆風の中で臨むダービーマッチとなった。開幕8試合で1分7敗と未だ勝利なし。J1でのクラブワースト記録となっているだけでなく、2009年シーズン以降、最初の8試合を勝ち点2以下で終えたチームが残留した例がない(2008年の同時期に勝ち点2だった千葉は最終節で奇跡の残留)という不吉なデータもつきまとう。

 浦和とのリーグ戦通算対戦成績は8勝6分12敗。これまでのダービーを振り返ると、大宮が勝利した8試合のうち7試合は無失点となっている。第8節終了時点で総得点2と、多くのゴールは期待しにくいだけに、今回も浦和の攻撃を抑えて“必勝パターン”に持ち込めるかが大きなポイントとなるだろう。

 大宮には好材料もある。開幕2試合連続スタメンだったMF瀬川祐輔が右足関節捻挫から戦線復帰し、26日に行われたルヴァン杯・札幌戦(1-1)では途中出場からいきなり同点ゴールを記録。浦和は直近8失点中4点を相手の途中出場選手に決められており、今季加入の23歳MFには切り札としての活躍も期待される。昨季に群馬でプロ生活をスタートさせた瀬川は、昨年8月15日に行われたJ2第29節の水戸との“北関東ダービー”で同点弾を挙げ、2-1の勝利に貢献した。新天地でもライバルクラブからゴールを奪い、「ダービー男」を襲名できるか。

 チームを率いる渋谷洋樹監督は26日の札幌戦後、“さいたまダービー”に向けたコメントとしてJリーグ公式サイトを通じ、「我々はダービーを戦場と思って戦う」と意気込んでいた。試合前日となる29日の練習は、今季初めて非公開で行われることがすでに発表されている。大宮は背水の陣で、冒頭の“降格ジンクス”という死線をくぐり抜けに行く。

 一方、NACKに乗り込む浦和は充実のシーズンを過ごしている。未勝利で最下位に沈む大宮とは対照的に、J1第7節・FC東京戦(1-0)の白星で今季初めて首位に立つと、第8節・札幌戦(3-2)でも勝利し、4連勝を達成。リーグ最多の24得点を誇る攻撃力を武器に、2位G大阪に勝ち点4差をつけて優勝レースをけん引している。

 直近の公式戦は、26日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第5節・Wシドニー戦(6-1)。ホームで圧巻のゴールラッシュを見せ、“死の組”と呼ばれていたグループFを突破した。第5節終了時点での18得点は出場32チームの中で最多の数字だ。

 ACLで結果を手にした一方で、直近のリーグ戦となる札幌戦からは先発5人を変更。中3日で迎えるダービーに向けた準備も抜かりはなく、主力の多くが万全のコンディションでライバルとの一戦に臨める。

 浦和は大宮とのリーグ戦直近5試合で無敗(4勝1分)。対戦時の順位やチーム状態、過去のデータは関係ないというのが世界各国のダービーでの決まり文句だが、今季の浦和はそれをはねのけるほどの絶対的な強さと自信が備わっている。

(データ提供:Opta)
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