25日、ニューヨーク・タイムズによると、リアルタイムの映像をインターネットを使って配信するライブカメラの普及に伴い、中国では学校内に設置する動きが急速に増えている。だが誰もがそれを喜んでいるわけではないようだ。資料写真。

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2017年4月25日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、リアルタイムの映像をインターネットを使って配信するライブカメラの普及に伴い、中国では学校内に設置する動きが急速に増えている。だが誰もがそれを喜んでいるわけではないようだ。参考消息網が伝えた。

中国中部、河南省禹州市のある高校では、生徒らはそれを単に「カメラ」と呼んでいる。午前7時に最初のベルが鳴ると、カメラはライブ配信を始める。保護者や教師だけでなく何千人もの人が授業の様子を視聴し、コメントを書き込んでいる。

中国では幼稚園から大学まで、公立・私立を問わず、何千もの学校が教室にライブカメラを設置し、ウェブサイトで一般向けに配信を行っている。学校側はライブカメラが学生の自信を高めたり不正行為を犯した生徒を捕まえたりといった課題を「外部委託」する方法の一つだと捉えている。保護者は子どもの学習の進度を監視し友情や恋愛を偵察するのに利用している。だが子どもたちの多くはそれを「侵入」とみなしており、プライバシーや教育倫理、ヘリコプターペアレント(過干渉・過保護な親)などに関連して議論が起きている。禹州のある高校生は「自分たちはまるで動物園の動物のようだ」と嫌悪感を示している。

米国の私立学校やチャータースクールでは近年、犯罪や不正行為を防ぐ目的で閉鎖型の監視システムを試験的に導入している。英国では、学生懲戒審問の証拠を収集するために教師用の身体カメラをテストしている。一方、中国の学校では、ライブストリーミング技術が大規模に採用されているが、プライバシー保護はほとんど行われていない。(翻訳・編集/柳川)