なんで「マンネリ化」ってするの?

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どんなカップルにも訪れる「マンネリ化」の魔の手……。ハマってしまったら最後、抜け出す方法はないのでしょうか? そもそもマンネリになってしまう原因は? マンネリ化は防げるのでしょうか? 今回はマンネリ化する原因やマンネリの解消法について、心理カウンセラー・小日向るり子先生の解説を紹介します。

■どんなカップルにも訪れる! マンネリ化のメカニズム

そもそもなぜどんなカップルにも「マンネリ」は訪れるのでしょうか。相手に慣れてしまうからでしょうか? 小日向先生にマンネリのメカニズムについて教えてもらいました。

◇(1)マンネリとは?

「マンネリ」とは英語の「マンネリズム(mannerism)」の略です。マンネリズムとは、芸術や文学などの型にはまった様式や、態度や様式への固執といった意味なのですが、これを恋愛に当てはめて「変化がなく飽きがきている、一緒に過ごす時間に刺激が少ないことにつまらなさを感じている」というパートナーへの不満感情を表す状態として使われるようになりました。日本語でいうところの「倦怠期」と同じ意味で使われることが多いですね。

◇(2)マンネリのメカニズム

付き合う期間が長くなってくると「最近私たちカップルってマンネリかも」と心配になったり不安になったりする人は多いと思いますが、実はマンネリが起こることは自然なことです。恋愛初期はデート前にドキドキしたり、食事のときに緊張したり、心身ともに張りつめていますよね。しかしそれは身体や脳にとっては負担なことでもあるのです。血圧は上昇し、動悸も早くなり、脳からもリラックス物質より興奮物質のほうが多く出ているという状態なのですから。そんな日々を何年も味わっていたら心も身体も持ちません。ですから年数とともに退屈感や飽きを感じるということは、リラックスしているということでもあり、その状態を過度に恐れる必要はないのです。

■長続きの秘訣! マンネリの解消法

マンネリを乗り越えて彼とずっと一緒にいたい……そう思う女性は少なくないはず。そこで次にマンネリを解消する方法について紹介します。

マンネリ状態を必要以上にネガティブにとらえることもありませんが、人は飽きがくるとついつい刺激のあるほうに意識が向いてしまうもの。そうなると、お互いほかの人に気持ちが移ってしまう可能性も高くなります。別れたくないのであれば、2人の間に何らかの「変化」を起こすことが必須です。

◇(1)共通の趣味を持つ

2人とも初心者、もしくはレベルにあまり差がついていない趣味を持つことがおすすめです。一緒に趣味のグッズを買いに行ったりすることで外出の機会や共通の話題も増えますし、趣味の世界で共通の友人ができるとグループでの交際が始まり活動が活発になります。

運動が嫌いでなければぜひ運動系の趣味を持ってください。運動をすると脳内から衝動性を抑制するGABAというアミノ酸が出ますので、気持ちが穏やかになり、余計な喧嘩やイライラも減りますよ。

◇(2)新しい洋服や装飾品を買う

一緒に外出をする、旅行に行く、といったことは相手の気持ちなしではできません。「○○に行こうよ!」と誘っても「家にいたい」と言われてしまったらそれまでですよね。ですので、まずは新しい洋服や靴、バッグなどを買ってしまいましょう。その時に彼のものも一緒に買います。変化を望まないタイプの人でも、新しい洋服などをプレゼントされたらそれを着る場面を想像して重い腰が動くものです。

お散歩系のデートがしたい人はスニーカー、レストランデートをしたい人はワイシャツなどのスーツカジュアルなど、自分が行きたい場所を想像してお買い物すると気分も弾みます。

◇(3)自らを変える

最後はマンネリで退屈している自分自身の思考を変える努力をしましょう。付き合い始めた当初は相手のいいところしか見えない状態。つまり思考にバイアスがかかっていた状態で、マンネリを感じている今こそが「素のお互い」なのです。この状態はお互いさま。理想通りの完璧な人間など存在しません。相手への不満ばかりがつのりがちな時期だからこそ「では自分はどうなのか」ということを冷静に振り返る時間を持ちましょう。

始終一緒にいる人や、同棲をしているカップルなどは、少しの間離れる時間を作ってもいいですね。

■マンネリ化を防ぐコツ

マンネリ化の解消法はいかがでしたか? ここまで読んで「そもそもマンネリ化しないようにしたい!」と思った人もいるはず。そこで最後に、マンネリ化を防ぐコツについて紹介します。

◇(1)「リラックス」と「だらしなさ」を混同しない

冒頭で、「退屈感」や「飽き」はリラックスしていることでもあると書きましたが、リラックスとだらしない様子はちがいます。ここを混同してしまうと別れにつながるので注意してください。

具体的には、いくら気のおけない間柄になったからと言って、何日もお風呂に入らない身体でいたり、デートの時に部屋着のような格好で出てきたり、穴のあいた靴下を平気ではいていたりするのはNG。これではただの「だらしない人」です。相手から飽きられるどころか嫌われてしまうのも時間の問題です。まずは自分のタンスを見て、よれよれの下着や穴のあいた靴下、毛玉いっぱいの洋服があったら処分してしまいましょう。

◇(2)共通の空間に定期的に変化を持たせる

旅行に行ったり日帰りデートをしたりして変化を持たせることができればいいですが、お互い社会人だったりすると時間にも制約がありますし、それなりにお金もかかります。同棲カップルの場合はつい出かけるのが億劫になってしまうこともありますよね。そうした余裕がない状態でマンネリ防止のために頑張っても、逆にストレスになることもあります。

そこで実践して欲しいのが「共通の空間」に変化を持たせることです。たとえば家のカーテンを変えてみたり、観葉植物を置いてみたり、車に小物を置いてみたり……など、ちょっとしたことでいいので定期的に共通の空間に変化を持たせてみてください。今は100円ショップをはじめ、かわいいインテリアグッズがプチプラで買えるお店がたくさんあるので、そういったお店を活用してみるのもいいですね。

◇(3)自分の世界を持つ

マンネリを感じているときは、自分の世界観が狭くなっている場合があります。自分だけの楽しむ世界を持っていて充実している人は、いい意味で彼との関係にとらわれません。マンネリに陥らないコツは、「マンネリ」という状態にとらわれすぎないことです。あなたは彼なしでも「これが楽しい!」と思えることがありますか? ない人はぜひそれを探してください。

■まとめ

恋愛でマンネリ化する原因と解消方法について紹介してきました。いかがでしたか? マンネリは相手に対して自分がリラックスしている状態だということ。決して悪い変化ではないことがわかって安心した人も多いのでは? とはいえ刺激を求めて、お互い浮ついた気持ちになりやすいのもこの頃です。共通の趣味を持ったり、過ごす場所に変化をつけるなどして、マンネリに負けない2人の絆を作りましょう!

(監修:小日向るり子)

※画像はイメージです