100mを“1分14秒”で駆け抜けた101歳女性(出典:http://timesofindia.indiatimes.com)

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今年で第9回目となる生涯スポーツの国際総合競技大会「ワールドマスターズゲームズ」は、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が4年ごとに主催するビッグイベントだ。今年はニュージーランドのオークランドで4月21日から30日まで開催されており、世界中から2万4千人を超える参加者を迎えている。

「第9回ワールドマスターズゲームズ」で24日、「100m走マスターズ100歳以上の部」に出場したインド出身で御年101歳の女性マン・クウアーさんがひと際注目を集めた。

長袖長ズボンのジャージを着たマンさんは、スタートの合図が鳴ると腕を大きく振りしっかりした足取りで100mを“1分14秒”で駆け抜けたのだ。ジャマイカ出身のウサイン・ボルト選手が叩き出した2009年の世界記録“9秒58”には及ばないものの、見事金メダルを獲得している。実はこのレース、100歳以上の競技参加者が1人しかおらず、マンさんは勝利を保証された中での走りだったのだが、そのフォームは実に力強い。

競技終了後のインタビューでは、満面の笑みで「楽しみました。とても幸せです。これからも走り続けます。諦めないで、これからもどんどん参加していきたいです。終わりはないのです」と力強く語り、インドの国旗を掲げて勝利のダンスを踊ってみせた。

『The Times of India』によると、マンさんがアスリートとして目覚めたのは93歳の時で、息子に勧められたのがきっかけだったという。医師から健康上の問題はないと太鼓判を捺されると、2人でワールドマスターズゲームズに参加するようになり、この日の勝利でマンさんのメダルは17個になった。大会期間中に200m走、2キロの砲丸投げ、400グラムのやり投げの参加も予定しており、メダル数更新は間違いないようだ。

『Indian Weekender newspaper』では、マンさんが日頃からウィートグラス(小麦若葉)ジュースやケフィア(発酵した乳飲料)を摂るなど、徹底した食事制限をして体調管理をしていると伝えており、100歳を超えての元気の秘訣は食にあると明かしている。

ニュージーランド大会の最高責任者ジェナ・ウートンさんは「年齢や性別、人種などを超えた“スポーツ・フォー・オール(Sports for All)”という理念こそワールドマスターズゲームズが目指すもの。生涯を通してスポーツを楽しむ彼女の姿は、たくさんの人にインスピレーションを与えるでしょう」と語り、マンさんの参加を歓迎している。

第10回ワールドマスターズゲームズは、東京オリンピック翌年の2021年で日本の関西地区にて開催される。2015年のマスターズ陸上では、日本の宮崎秀吉さん(106歳)が「100m走マスターズ105歳の部」で“42秒22”の世界記録(ギネス記録)を樹立した。興味のある方は、これから4年後の大会に向けて身体を鍛えてみてはいかがだろうか。

出典:http://timesofindia.indiatimes.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)