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多くの女性は毎日のように鏡を眺めているため、自身の肌トラブルやいつもとのちょっとした違いに対して男性の何倍も敏感だ。そんな女性が特に気にするものとして、シワがある。

加齢に伴い自然とできるものである以上仕方がないことではあるが、シワを目の当たりにするのは一日でも遅くあってほしいというのが女性の本音だろう。ところが近年は、若い女性でもシワが目立ち始めているようだ。

海外のさまざまなニュースを報じる「MailOnline」にこのほど、「パソコンや携帯の画面とシワの関係」にまつわるコラムが掲載されたので本稿ではその内容を紹介する。

美容整形外科医でインペリアル・カレッジ形成外科部長のナヴィッド・ジャラリ医師は、以前に比べて現在の若い女性は、10年も早くシワが出始める危険にさらされていると指摘する。その理由として、パソコンや携帯の画面を凝視する時間が増えたことをあげており、25歳になるまでにボトックス注射を真剣に考慮するようになるかもしれないという。

パソコンなどの画面を集中して見る際は、自然と眉をひそめることになるが、この行為が額や目の周辺の深いシワを引き起こしているとジャラリ医師は指摘。同医師はロンドンで自身のクリニックを開業しているが、以前はボトックス注射を30代前半の患者にしか勧めていなかった。しかし今や、20代前半から半ばの女性患者が増えており、従来よりも若年層の患者に少量のボトックス注射を勧めるようになったとのこと。

英国人に「脱・スクリーン依存」を提唱する英国組織「Digital Detox」によると、英国の成人は平均して一日9時間30分間もパソコンなどの画面を見ているという。特にスマートディバイスを平均で2時間24分使用しており、2011年の31分と比較すると、わずか6年で4倍以上になっているとのこと。

また英国人は、現在週に25時間のオンライン操作をしているが、この数字は2005年の9時間と比べるとほぼ3倍になっている。パソコンやスマートフォンへの依存度が近年、加速度的に高まっていることがわかる。

ボトックス注射は1本あたりおよそ300〜700ポンド(4万2,900円〜10万100円=1ポンド143円で計算)の費用がかかり、効果は3〜6カ月持続するとジャラリ医師は話す。

「ボトックス注射が流行していますが、シワが多すぎる患者もたくさんいます。そのような場合、すぐにわかります。顔が不自然な動きをするので、全体的に見て『奇妙』としか言いようがありません」

ボトックス注射は目に見える結果が出るまで最大3日かかるため、能力に乏しい医者は急ぎすぎて大量の注射をしてしまうとのこと。ジャラリ医師は「うまくやればボトックス注射によって美しくなりますが、下手をすると、テレビスターにも何人かいますが、目も当てられない状態になります」と警鐘を鳴らしている。

※写真と本文は関係ありません

○記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)

米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。

(杉田米行)