27日、韓国日報は、米国中央情報局(CIA)が韓国の国家元首を依然として「朴槿恵」前大統領と記載していた事実を報じた。写真は韓国大統領府。

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2017年4月27日、韓国日報は、米国中央情報局(CIA)が韓国の国家元首を依然として「朴槿恵(パク・クネ)」前大統領と記載していた事実を報じた。

25日(現地時間)、CIAが世界198カ国の最高指導者および閣僚名簿を整理した「世界の指導者」によると、韓国の国家元首は「朴槿恵(PARK Geun−hye)」となっており、朴前大統領の職務が停止された昨年12月9日以降、大統領権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)氏は、依然として朴政権の首相として表記されていることが分かった。

原因は、単にCIAが韓国の指導者リストを昨年9月以降更新していないためという。実際に同リストでは、趙允旋(チョ・ユンソン)前文化体育観光部長官、李元鐘(イ・ウォンジョン)前大統領府秘書室長、呉俊(オ・ジュン)前国連大使などの名前も現職在職中として表記されている。

これについて米国では、CIAの技術的ミスである可能性を指摘する声がある一方、韓国の大統領弾劾と米国の政権交代が重なったことにより、韓国担当の実務者らの関心がおろそかになったとの分析もある。韓国の政治・経済状況を具体的に説明した「ザ・ワールド・ファクトブック」においても、今年1月時点で朴前大統領の弾劾訴追案が国会で可決された状況まで書かれているだけで、3月の大統領罷免までは盛り込まれていないという。

この実態に、ネットユーザーからは「アップデートしなかったんだね。それくらい関心がないということか」「無視されてる感じがする」と韓国への関心の薄さに肩を落とすコメントや、「朴政権はあんなに米国にこびへつらってたのにね」「命令通りに動いてくれるからさぞかし扱いやすかったことだろう。米国も懐かしんでるんだろう」と前政権を皮肉るコメントなど、切ない声が多く上がっている。

また、韓国内の対応と比較して「韓国のサイトでは罷免の1分後には『前職』と表記されてた」と誇るコメントや、「情報力が韓国の国家情報院レベル」「米国の関心事はTHAAD(高高度防衛ミサイル)だけ」「米国人は自国の利益に酔って自国のことしか考えない」と米国を非難するユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)