「ユリゴコロ」ティザービジュアル (C)沼田まほかる/双葉社
(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

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 吉高由里子が「僕等がいた 前篇・後篇」以来5年ぶりに映画主演を務める「ユリゴコロ」の特報とティザービジュアルが完成した。「人殺しが、人から愛されてもいいのだろうか」というナレーションで始まる特報では、初の殺人者役に挑戦する吉高が自身の快活なイメージを一新する迫真の演技を見せている。

 「君に届け」「近キョリ恋愛」などを手がけた熊澤尚人監督がメガホンをとる本作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかる氏の同名ミステリー小説を実写化。余命わずかな男の書斎で、“ユリゴコロ”と書かれたノートが発見された。そこにつづられていたのは、悲しき殺人者の告白文。殺人という行為を心のよりどころとして生きていた美紗子(吉高)、そして彼女を取り巻く人々の壮絶な運命を、過去と未来を交錯させて描く。

 ティザービジュアルは、美しくも儚げな表情を浮かべる美紗子の姿を切りとったもの。殺人という大罪を背負い、宿命に囚われた美紗子の複雑な内面を体現した吉高の表現力が光っている。また「人殺しの私を、愛してくれる人がいた。」というコピーが、異常なシチュエーションで愛の物語が紡がれていくことを示唆している。

 特報は、16年9月〜10月に撮影が行われた“過去パート”で構成されている。“ユリゴコロ”に記されていた断片的な情景が連続し、物語のキーを握る男性・洋介(松山ケンイチ)の登場シーンや、無表情の美紗子が渾身の力を込めて何かを振り下ろしている光景を活写。また「あなたの優しさには、容赦がありませんでした」というセリフとともに、別々の場所にいる美佐子と洋介が涙を見せる。2人の涙の意味が気になる仕上がりになっている。

 「ユリゴコロ」は、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江が出演。9月23日から全国順次公開。