女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ、シングルス2回戦。勝利を喜ぶマリア・シャラポワ(2017年4月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】薬物使用による出場停止処分から復帰を果たした女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は27日、自身を「ペテン師」と呼んだユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)の発言に関して「取るに足りない」と気にかけない姿勢を示した。

 長くスポーツマーケティングでシャラポワの後継者と評価されてきたブシャールは前日、15か月間の出場禁止処分からツアー復帰した元女王は永久追放されるべきだと主張。しかし、出場中のポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)で準々決勝進出を決めたシャラポワ本人は、ブシャールの発言を軽く受け流した。

 この日、同胞のエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova)を7-5、6-1で退けたシャラポワは、報道陣にブシャールのコメントについて質問されると「何も言うことはない――取るに足りない」と一蹴した。

 ポルシェ・テニス・グランプリやマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)で主催者推薦されたことについては、多くのライバル選手から不公平だとの声が上がる中、2度の優勝経験を誇る全仏オープンテニス(French Open 2017)でもワイルドカードが授与されるかは来月16日に判明する。

 ブシャールは、2016年に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)の薬物検査で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示したシャラポワを「ペテン師」だと呼んだだけでなく、同選手の復帰を許した女子テニス協会(WTA)の問題も指摘している。

 トルコ・イスタンブール(Istanbul)で開かれた大会に出場していた世界59位のブシャールは26日、同国国際ニュースメディアTRTワールド(TRT World)に対し「彼女はペテン師であり、それは私にとっても同じ。いかなるスポーツ界においても、ペテン師は競技再開を許されるべきでないと思う」と話していた。

「まっとうで正しいやり方をしている他のすべての選手にとって不公平。だから、WTAは若い子たちに間違ったメッセージを示していると思う。いかさまをしても、両手を広げて歓迎するよというね」

 ポルシェ・テニス・グランプリで準々決勝に駒を進めたシャラポワは、来週発表の世界ランキングでトップ400入りが確定しており、仮に優勝を果たした場合は125位まで上昇することが予想されている。
【翻訳編集】AFPBB News