NISA(少額投資非課税制度)、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)、そして、来年1月から始まる積立NISAと、長期・積立・分散投資を促す「貯蓄から資産形成へ」の流れができる中、分散投資をする資産のひとつに「金」を組み入れることのメリットが注目されている。(写真はSBIゴールド営業企画部長、河内哲也氏)

写真拡大

 NISA(少額投資非課税制度)、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)、そして、来年1月から始まる積立NISAと、長期・積立・分散投資を促す「貯蓄から資産形成へ」の流れができる中、分散投資をする資産のひとつに「金」を組み入れることのメリットが注目されている。SBIゴールドは4月10日、金やプラチナの総合情報サイト「SBIゴールドWebサイト」をオープンした。「タイミングをはかって金の値上がり益を狙うのではなく、資産形成のリスク管理の手段として常に金を保有するという新しい金投資のニーズに応える情報発信をしていきたい」(SBIゴールド営業企画部長、河内哲也氏=写真)としている。

 SBIゴールドは、SBIホールディングスの子会社であるSBIグローバルアセットマネジメントと、Gold Bullion International LLC.(GBI、本社:米ニューヨーク)の合弁会社として2016年10月に設立。GBIは、世界有数の金流通会社で、同社が提供する金取引プラットフォームは、英国の王立造幣局(The Royal Mint)をはじめ、UBS、メリルリンチなど世界の大手金融機関において金取引のプラットフォームとして導入されている。

 「SBIゴールドWebサイト」は、金とプラチナについて、その特性など基礎的な知識、価格情報、コラム、動画セミナーなど、様々な情報をワンストップで得られるサイトになる。「金について興味を持っていただいた方から、すでに長年にわたって金への投資を続けている方まで、様々な方々のニーズに幅広く応えられる情報サイトにしたい。従来の金の情報サイトは、金の先物取引、または、純金積み立てなど、一部の取引に焦点を合わせた情報サービスが中心であり、客観的な立場から金の投資資産としての魅力について幅広く伝えるサービスは少ない」(河内氏)と、SBIゴールドWebサイトは、様々な角度から金やプラチナについてわかりやすく解説した情報を拡充していくという。

 GBIの金取引プラットフォームは今夏にもSBI証券が導入する予定で、ほぼ24時間リアルタイムで金とプラチナの現物を業界最低水準の手数料で取引できるサービスが始まる。この取引プラットフォームの運営をサポートするため、SBIゴールドはWebサイトに展開している情報等を提供する。また、取引プラットフォームが地域金融機関や貴金属取引サービス会社に広がれば、それに応じて情報サポートを広げていく考えだ。

 SBIゴールドの河内氏は、「金の取引は、紀元前の時代から延々と続いている。株式や債券のように信用がなくなると価値がゼロになる有価証券と比べ、金は貴重な資産として常に一定の価値が認められる資産だ。リーマンショックのような世界の金融市場が一瞬で崩れてしまう大波乱にあっても、金は価値を保っていた。そして、純金ETFなどによって、株式などと同等に金を資産運用に取り入れることは容易になっている。GBIの金取引プラットフォームは、ほぼ24時間いつでも金の取引ができる環境を提供する。証券会社や銀行には必ず一定のニーズがある」という。

 そして、「SBIグループとして、証券、銀行等の様々な金融商品を提供しているバックグラウンドを活かし、様々な金融サービスと金との相関、あるいは、効果的な金投資の活かし方など、SBIゴールドとして独自の価値ある情報を提供していきたい。長期の資産形成が普及するほど、資産を守るために金を組み入れる動きは広がっていくだろう。その際に、金について、より深く知りたい、より効果的に利用したいと考えた時に、最初に訪れていただけるサイトにし、金投資、ひいては分散投資の普及に貢献したい」と語っている。