「羊たちの沈黙」ジョナサン・デミ監督が死去

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映画「羊たちの沈黙」で監督を務めたジョナサン・デミが死去した。73歳だった。ジョナサンは4月26日午前、長年患っていた食道がんの合併症により、ニューヨークのマンハッタンにある自宅で家族に見守られながら息を引き取ったという。

代理人によると、遺族はプライベートな葬儀を執り行うつもりであるが、追悼式典を行う可能性もあるとのこと。

また遺族は、追悼の意を捧げたい人たちには献花の代わりに、ジョナサンが支援していたチャリティ団体アメリカンズ・フォー・イミグラント・ジャスティスへの寄付を求めている。

ロングアイランドのボールドウィンで生まれたジョナサンは、1980年代に「メルビンとハワード」「スイング・シフト」「サムシング・ワイルド」「愛されちゃって、マフィア」などコメディ作を輩出してその名を知られるようになり、1991年の「羊たちの沈黙」でアカデミー賞に輝いた。

最後の作品は2015年に発表したメリル・ストリープ主演作「幸せをつかむ歌」だが、年老いたロックミュージシャンが、困難を抱えた娘のため家族の元へと戻る姿を描いたその作品は興行収入に伸び悩み、批評もいまひとつとなっていた。

訃報を受け、「羊たちの沈黙」でハンニバル・レクター博士役を演じたアンソニー・ホプキンスや、クラリス・スターリングを演じたジョディ・フォスターをはじめ、「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督、脚本家のボー・ウィリモンなど、各界の著名人から次々と追悼の意が寄せられている。