先進国と開発途上国との違いはどのような点に表われるのだろうか。国内総生産(GDP)で中国は世界2位の規模だが、世界銀行の評価では中国は今なお開発途上国とされており、GDPだけでは先進国と開発途上国を区分できないことになる。(イメージ写真提供:123RF)

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 先進国と開発途上国との違いはどのような点に表われるのだろうか。国内総生産(GDP)で中国は世界2位の規模だが、世界銀行の評価では中国は今なお開発途上国とされており、GDPだけでは先進国と開発途上国を区分できないことになる。

 中国は北京市や上海市をはじめとする一部の都市は日本と遜色ないほどの発展を遂げているが、内陸部には発展から取り残され、まだまだ立ち遅れている地域は少なからず存在する。日本に比べ、中国の発展が不均衡であることはかねてより指摘されていることだ。

 中国メディアの今日頭条は25日付で、日本の農村を見れば、中国が「先進国になるための道のり」は、まだまだ長いことが分かると論じる記事を掲載した。

 記事は、先進国である日本ではたとえ農村地域であっても人びとは「自分の田畑を持ち、都市部の住宅よりもはるかに大きな住宅に住み、都市部と変わらない豊かな暮らし」を送っていると指摘。

 また、日本では農村地域でも生活インフラはしっかりと整備されており、それゆえに日本ではお金を貯めて農村に移住する人まで存在すると驚きを示した。確かに中国では農村から都市部への人口流出が一方的に続いており、都市部から農村部に移住する動きはほとんど見られないため、日本で見られる農村部への移住は驚き以外の何物でもないだろう。

 さらに記事は、岐阜県高山市や三重県雲出川周辺、岐阜県白川郷、岩手県八幡平市、東京都奥多摩、新潟県佐渡島、北海道上川郡美瑛町などの美しい風景を紹介し、これらは決して特別な地域ではなく、「このような美しい地域は日本の北から南に至るまで広く存在しているのだ」と称賛した。

 記事が、日本の農村を見れば、中国が「先進国になるための道のり」は、まだまだ長いことが分かると論じたのはなぜだろうか。それは中国の都市部と農村部の発展があまりに不均衡だからであり、対照的に日本では地方でも基本的なインフラが整備され、質の高い生活が送れるからだろう。中国には農村部においてまだまだ発展の余地があるとも言えるが、広大な国土を持つだけに全ての農村部で質の高い生活を送れるようにする道のりは確かに長いと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)