(image: The News Minute)


ギズモード・ジャパンより転載:インドに迷バーありき。

The News Minuteによれば、インド南部ケーララ州中部にあるイェルナークラム県に、このたび迷路バーが開店したそうです。「Aishwarya Restobar(アイシュワリヤ・レストランバー)」の入り口にたどり着くには、全長約250メートルの迷路を通りぬけなければなりません。南国の炎天下、屋根もない土むき出しの道をバーに向かって進んでいくうちに、きっと冷え冷えビールがたまらなく欲しくなるでしょうね...。

でもこの迷路、単にビールの消費を促す余興というわけじゃないんです。

事の始めはインドのNGO「Arrive Safe」が起こした公益訴訟でした。インドでは飲酒運転が大きな問題になっていて、犠牲者は年間14万2000人にものぼるそうです。飲酒運転を減らすために、Arrive Safeは道路沿いでのアルコール販売の禁止を訴え、勝訴しました。そしてThe Times of Indiaによれば、2017年4月に発令されたばかりのインド最高裁判所の命令により、国道と県道から500メートル以内の地点でのアルコール販売が全国的に禁止されたのだそうです。

一部の五つ星ホテルや有名バーもお酒を出せなくなり、それより小さな店は軒並み廃業を強いられている中、Aishwarya Restobarの店主は生き残りをかけて知恵を絞りました。県道17号からAishwarya Restobarまでおよそ300メートル。あと200メートルあれば...ということで、30万円ぐらいかけて土地を整備し、コンクリの壁を建てて250メートルのまわり道を作成。「県道からウチの店まで500メートル以上あります」と言えるようになりました。お役人さんも、これには文句を言えなかったみたいです。


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(image: The News Minute)


飲酒運転に直接つながりにくいし、お店は続けられるし、すばらしい発想ですね。ただし、酔いすぎたらこの迷路のどこかで行き倒れになるかも!


image: The News Minute
source: The News Minute, The Times of India
reference: Wikipedia, Arrive Safe

(山田ちとら)