26日、韓国の子ども服などから基準値を最大数百倍超える有害物質が検出され、子ども・幼児向け用品の製造会社が数多く摘発された。写真はソウル。

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2017年4月26日、韓国の子ども服などから基準値を最大数百倍超える有害物質が検出され、子ども・幼児向け用品の製造会社が数多く摘発された。韓国・ニュース1などが伝えた。

韓国産業通商資源部・国家技術標準院は同日、最近2カ月にわたって子ども服やベビーカーといった子ども向け用品13種、キックスケーター・自転車など生活用品7種、LED電灯など電気用品25種など995社1262種の製品を対象に安全性調査を行い、安全基準に届かなかった78社83種の製品のリコールを命じたと明らかにした。

寝具ブランドの幼児用布団セットからはアレルギー性塗料が、ファッションブランドを運営する企業の子ども用ジャケットからはフタレート系可塑剤が基準の最大2.4倍検出された。輸入会社が販売する子ども用ヘアピンからは基準値の731倍を超える鉛が、帽子専門ブランドの子ども・幼児用帽子や幼児ブランドの靴などかららも、それぞれ基準値の2.5〜3.1倍を超えるカドミウムや鉛が検出されている。

生活用品では、スケートボードと自転車から耐久力不適合などの危険が見つかった。なお、スケートボード製品からは基準値の1.8倍を超えるカドミウムも検出されている。

電気用品では、電流が流れる充電部分が使用者の手に届く構造に設計変更されるなど、感電保護が不十分な状態になっており、電気マッサージ器は表面温度が基準値を超過しやけどの恐れがあることが判明した。

国家技術標準院は今回のリコール製品情報をインターネットとモバイルアプリで公開、一方で危害商品販売遮断システムに登録して流通・販売遮断の措置を取っている。

これに対し、韓国ネットユーザーの中でも女性層からのコメントが多く寄せられている。「子ども向け商品でそんなことしないで」「メード・イン・コリアがどうしちゃったの?安く作って金もうけしようと中国の原材料を使うからだ」「価格はブランド級なのに品質はごみ。問題の製品はきっとこれだけじゃない」と怒り心頭のコメントや、「一体どんな検査を行ってるのか、まずはその部分を明らかにすべき」「法律が水のよう(に流動的)だから、摘発されてもまた問題が起こる」「取り締まりを定期的に行わないことも問題。該当製品を教えてくれないのも問題。問題が発生するとそれを隠そうとする企業文化も問題」と製品を取り巻く多様な問題を指摘する声などが上がっている。

その他、米国を例に挙げて「韓国も懲罰的損害賠償が強力になれば企業も悪ふざけをしないだろう」と提案するコメントや、「実際にリコールに応じる人はどれくらいいるだろう?特に子ども服はすでに着せてるだろうし、洗濯もよくするし、サイズが合わなくなって捨てた人もいるだろうし…何の補償をしてくれるっていうの?」と子ども服が直面する現実問題を嘆くユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)