川渕千太郎役の中川大志、迎律子役の小松菜奈

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 第57回小学館漫画賞を受賞した小玉ユキ氏の人気少女漫画「坂道のアポロン」が実写映画化されることになり、「Hey! Say! JUMP」の知念侑李が主演、中川大志と小松菜奈が共演することがわかった。

 2007〜12年に「月刊flowers」(小学館刊)で連載され、09年度「このマンガがすごい!オンナ編」第1位に輝いた同名漫画が原作。長崎・佐世保で暮らすことになった内気な高校1年生・西見薫が、札付きの不良と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎や心優しい迎律子と出会い、切ない恋、胸を打つ友情を経験していくさまを、ジャズを交えながら瑞々しく描いた。

 「超高速!参勤交代」シリーズや「金メダル男」での熱演が記憶に新しい知念が映画単独初主演を飾り、ラブストーリーに初挑戦。演じる薫は繊細な心の持ち主である一方、思いを寄せる女性についキスしてしまうなど情熱家の一面もあり、ジャズピアノの魅力にとりつかれていくという難役だ。昨年9月からピアノのレッスンを始めた知念は、電子ピアノも購入したそうで「この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います」と意気込んでいる。

 さらに「四月は君の嘘」「きょうのキラ君」「ReLIFE リライフ」など話題作に引っ張りだこの中川は、迫力あるジャズドラムを得意とする千太郎役に。小学生のころに1年間だけドラムを習っていたものの、ジャズドラムは未経験だったため昨年7月から練習をスタート。「僕自身、元々音楽が好きだったので、役を通して音楽も表現出来るこの作品に参加出来ることがとても嬉しいです」といい、「千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現出来るよう全力で臨みたいと思います。優しくて、真っ直ぐで、孤独だけど力強く生きる千太郎を、魂を込めて演じたいと思います」と真摯に語っている。

 また、マーティン・スコセッシ監督作「沈黙 サイレンス」でハリウッドデビューを果たした小松は、千太郎の幼なじみで、薫が恋心を抱く律子に扮する。「この映画では佐世保弁のセリフなので慣れない言葉使いですが、それに引っ張られず感じたことや感情を大事にして、初めて共演するお2人と現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです」と述べ、「迎律子ちゃんという素朴で純粋な1人の女の子を、丁寧に演じられたらいいなと思います」と明かしている。

 メガホンをとるのは、「青空エール」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などを手がけ、生田斗真&広瀬すず共演作「先生!」の公開を控える三木孝浩監督。「湧き上がる思いがリズムを刻み、バチバチと胸を焦がす物語。大好きなこの原作を、素敵なキャスト陣と共に映画化できることを本当に嬉しく思います」と話している。

 「坂道のアポロン」は、4月末〜6月中旬に撮影され、2018年に公開予定。