永瀬正敏と河瀬直美監督が『光』のカンヌ出品の喜びを語る

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第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品される河瀬直美監督作『光』(5月27日公開)の完成披露試写会が4月27日に新宿明治安田生命ホールで開催。カンヌに参加するという永瀬正敏、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、河瀬直美監督が舞台挨拶に登壇し、レッドカーペットを歩いた。河瀬監督は「難産でした」と語り、カンヌ出品の吉報を受けて号泣したことを明かした。

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河瀬監督は、カンヌ出品の知らせを明け方に電話で受けたそうだ。「吉報を聞いた瞬間、リビングに太陽が昇り、“光”が差しました。“光”というものが世界を巡るんだという感覚になって号泣しました」。

さらに「カンヌが当たり前だと思われる立場、状況があってもカンヌはそんなに簡単な場所ではないです。栄えある70回のカンヌに『光』が立てる、みんなと分かち合えると感じると涙が止まりませんでした」とあふれる思いを口にした。

永瀬は河瀬監督からの吉報の電話を朝の6時に1コールで取ったと言う。「監督はずっと号泣されていて。僕は『ありがとうございます』、『おめでとうございます』しか言えなくて。切り終わった後、僕も号泣しました」。

永瀬はデビュー作の相米慎二監督作『ションベン・ライダー』(83)でも藤と共演している。藤は永瀬について「相米さんで、河瀬さん。とにかく良い監督に恵まれている。確か16歳の時、夏休みを利用して撮影したんだよね。きっと一生懸命努力したんだと思います。敬意を表します」と称えた。

永瀬も「34年前にご一緒した藤さんとまたここに立たせてもらえた。いろんな原点に立ち返らせていただいた作品です」と感無量の様子だった。

『光』はやがて視力を失う運命にある天才カメラマンと、ひとりの女性との出会いを描く切ないラブストーリー。河瀬監督の前作『あん』(15)でも組んだ永瀬正敏が主人公のカメラマンを演じ、水崎綾女が映画の音声ガイドの制作に携わるヒロインを務めた。【取材・文/山崎伸子】