Doctors Me(ドクターズミー)- 子どもはなぜ嘘をつくの?親が覚えておくべき5つの対処法

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我が子が嘘をつくようになるということは親にとって大変悲しいことだと思います。

しかし、ショックを受けて、子どもを叱りつけるのではなく、適切に対応してあげることが大切です。

今回は、子どもが嘘をつく原因と、嘘への対処法などを医師に解説していただきました。

子どもが嘘をつく理由


2〜3歳ごろ


・怒られたくないから
・褒められたいから
・自分の身を守り利益を増やしたいから
・嫌なことをしたくないから
など

人間関係が広がり、社会性が育ってくる時期


・他人によく見られたいから
・注目されたいから
・他人の気持ちを傷つけたくないから
など

実は嘘ではない?子どもの想像力について


子どもは想像力が豊かであり、現実と空想の境目があいまいで、サンタクロース、妖精、お化けなどを本気で信じたり、想像上の友達を持っていることも多いものです。

悪気があって嘘をついているのではなく、現実と違うことを言っていても、本当にそう思っているということもあり、ファンタジーと嘘の境目がどこかを決めるのは難しいものです。

子どもの嘘に隠れている疾患


病気が背景にあるとすれば、以下が考えられます。

統合失調症


妄想・幻覚により現実との区別がつかない場合があります。その他にも、視覚・聴覚・嗅覚・触覚も同様です。

解離性障害


俗に言う多重人格と言われるものです。自分が自分であるという感覚を失い、解離が起きている間に記憶が抜けたり、知覚や感情が麻痺したりします。

パーソナリティ障害


周りの人とは違う反応や行動をする精神疾患です。

遺伝的な要因もありますが、発達期の生活環境などにも原因がある場合があると考えられています。その兆候が家庭や職場、学校などのさまざまな場面で見受けられることがあります。

子どもの嘘は放っておいて良い?


子どもが嘘をついていても、どこかでつじつまが合わなくなり、ばれることがほとんどです。

しかし、巧妙な嘘や確認しようのない嘘だとしばらく見抜くことができず、問題が大きくなってから判明することもあります。

問題が大きくならないよう、子どもの生活に目を配り、こそこそと何かをしていないか、困っている様子はないかに注意します。

子どもの嘘への対処法


すぐに否定しない


正面切って否定しすぎると、子どもが自分は信用されていない・嘘つきだと思われていると自信を無くしてしまいます。

お前は嘘つきだなどと人格全体を否定するのではなく、どうして嘘をつこうと思ったのかを思いやり、気持ちを受け止めてあげましょう。

子どもを信じて受け入れる


原因不明の腹痛で学校に行けないというような場合、仮病なのか心因性の病気なのか判断が難しい場合がありますが、まずは子どもを信じ、受け入れる姿勢を示すべきでしょう。

常に子どもの味方でいる


何かまずいことをしてしまっても怒らず受け止め、子どもが嘘をついても小さい嘘のうちに親に打ち明けられるようにするためです。

子供が嘘を打ち明けたら、それを褒め、絶対に叱らないようにします。

嘘をつく不利益を教える


嘘をつくことがどういった不利益につながるか、オオカミ少年の寓話などで普段から教えるようにします。

親自身も嘘をつかない


自分と周囲に対して常に誠実であるという見本を示す必要があります。

最後に医師から一言


大人であっても嘘をつかずに生きることは難しいものです。

詐欺や大企業の不祥事隠ぺいのニュースがあふれている現代では、子どもばかりを責めるのは間違っているかもしれません。

(監修:Doctors Me 医師)