韓国製ミニバンをボートに改造!? 『トップギア』今シーズン最終回のエピソードは見逃せない内容に!
英国BBCで放映中の『トップギア』について、残念な報せと良い報せがある。残念な報せは、今度のエピソード7が今シーズンの最終回となること。良い報せの方は、そのエピソード7が今シーズンのハイライトの1つとなりそうなことだ。決して「やれやれ、やっと終わるのか」ではなく、(波乱の多かった前シーズンと違って)つつがなく成功を収めた今シーズンの有終の美を飾る内容が期待できる。
まずはクリス・ハリスがリニューアルされたポルシェ「718ケイマンS」に試乗する。ハリスはこれをシンプルに「ケイマン」と呼んでいる。同社の「718」という往年の名レーシングカーの名前を冠して、ノスタルジーに浸らせようとするポルシェの意図が気に入らないらしい。その「ケイマン」はおおむね高評価を得たが、問題の4気筒エンジンについては「スバルみたいな音がする」と言っている。

『トップギア』に相応しいセレブ・ゲストというと、ジャミロクワイのボーカル、ジェイ・ケイの他にいないだろう。新しいアルバムが先月末に発売になったばかりのジェイ・ケイだが、その宣伝に出演したのではない。90年代のランボルギーニを懐かしみつつ、トップギア・トラックでのクリス・ホイが持つラップタイム記録に挑戦。果敢に挑んだチャレンジではクルマは無傷だったが、ハリスは恐怖におののいていたようである。

バーニー・エクレストンとのインタビューでは、同番組のホスト陣の1人、エディー・ジョーダンをうまく生かすことができている。番組の特徴ともいうべき押しの強いスタイルとは違い、エクレストンが物静かな語り口で、彼のF1とのこれまでの関わりや、レースの今後について語っている。

しかし、いかにも『トップギア』らしいコーナーは、マット・ルブランによるロシアのAvtoros社製「シャーマン」のレビューだろう。今シーズンの根底にある「マシンをぶった切って組み立てる」というテーマの最後を飾るにピッタリだ。そして番組最後のコーナーでは同番組お得意のクレージーな改造車を披露。見るに堪えない醜さの韓国製ミニバンを改造して、水に浮かせてしまったのだ。放送するにはモザイクをかけないといけないようなシーンがあるので、創造力を総動員してご覧いただきたい。いずれにせよ、この双竜「ロディウス」をヨットに改造したSsangyachtは、過去に同番組に登場したToyobota(トヨタ「ハイラックス」を改造)やNissunk(日産・ダットサントラックを改造)の立派な後継者と言えるだろう。

水上スキーを引っ張る双竜(サンヨン)なんて他にあるだろうか?

最終回では次のシーズンも負けず劣らずのものになりそうな予感を残している。番組中、ダッジ「デーモン」を取り上げる可能性を、ルブランが仄めかしたのだ。楽しみに待つことにしよう。

By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー