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エクスビジョンおよびイーソルは、エクスビジョンが開発した高速画像処理プラットフォームのソフトウェア開発キット「HSV SDK(High Speed Vision Software Development Kit)」に、イーソルのマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアとするソフトウェアプラットフォームを採用したことを発表した。

エクスビジョンの高速画像処理プラットフォームは、同社の母体である東京大学石川渡辺研究室の技術をベースにした「ビジョンチップ(Vision Chip)」を中核に構成される。現在、1,000fpsのイメージセンシングに加え、高速移動体の検出を行う並列信号処理をワンチップで実現したハードウェアとなっている。同技術は、工場の流れを止めずに不良品を検出する高速検査や産業用ロボット、自動運転システム、最先端医療機器などのさまざまなアプリケーションへの展開と機器の小型化および省電力化への貢献が期待されている。

「HSV SDK」は、ビジョンチップ搭載センサーボードおよびメインボードからなる評価ボードとソフトウェア開発キットで構成され、さまざまな画像処理システムの短期間での開発を容易にする標準プラットフォームとして提供される。ランタイムソフトウェアには、イーソルの「eT-Kernel Multi-Core Edition」とUSBデバイス側スタックを採用することで、高いリアルタイム性と高いスループットを両立しているという。

イーソルは、エクスビジョンの画像処理プラットフォームの応用が見込まれるセーフティクリティカルシステムを支える品質の向上に注力し、eT-Kernelは、機能安全規格 ISO 26262(自動車)およびIEC 61508(産業機器)ともに最高の安全度水準(ASIL D、SIL 4)のプロダクト認証を取得している。また、同社のリアルタイムOS製品の開発プロセスは、医療機器向け安全規格IEC 62304に準拠していることが認証されているということだ。

なお、5月10日〜12日に東京ビッグサイトで開催される「第20回 組込みシステム開発技術展」のイーソルブース(ブース番号:西10-1)では、エクスビジョンの高速画像処理プラットフォームを使って構築した「Detect and Catch」デモが実演される。

(早川厚志)