チャイナエアライン提供

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(台北 27日 中央社)乗客・乗員264人の死者を出したチャイナエアライン(中華航空)の名古屋空港(現県営名古屋空港)での墜落事故から26日で23年となった。同社の何煖軒董事長(会長)は同日、従業員に対し、安全の重要性を改めて訴えかけた。

何董事長は従業員に向けた手紙の中で、今月上旬に1994年の事故現場を訪れた時のエピソードを紹介。その際、同行したベテランの日本人社員は涙を浮かべて何董事長の弔慰に感謝を示し、それに対して何董事長は「我々はこの日を、安全性が企業の原点であることを忘れません」と伝えたという。

何董事長は、同社にとって安全性は「最高」というものはなく、「より良く」を目指すのみだと語る。同社は名古屋での事故後、1998年と2002年にも死者200人以上が出る事故を起こしているものの、安全性の向上に努めており、2016年末までに7回連続で国際航空運送協会(IATA)の安全監査プログラム(IOSA)に合格しているという。

何董事長は、安全は同社によって誇るべきものではなく、乗客との間における厳粛で重大な約束であることを理解してほしいと従業員に呼び掛けた。

(汪淑芬/編集:名切千絵)