【ライターコラムfrom金沢】GW過密スケジュールで問われるチーム力…挽回のカギはサブ組の奮起

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 J2リーグは今節・FC岐阜戦からゴールデンウィークの連戦に突入する。連戦は試合間隔が短く、修正を施す時間も少ない。現在2連敗中の金沢としては、このままズルズルいくのは避けなければならない。「これから先のことを考えても、GWや連戦で勝ち点をどれだけ積み重ねられるかが最終順位にすごく影響してくる」(白井裕人)からだ。J2残留を果たすためにも、この連戦が持つ意味は決して小さくない。

「連戦になって間違いなく疲労も溜まってくる。いろんな選手の入れ替わりもあるかもしれないが、そういう中でもやることは変わらない。今まで練習でやっているマークの付き方、そこから出ていく運動量をなるべく落とさないように、変えないようにしてやり続けるしかない。」(DF・作田裕次)。チームの生命線であるハードワークとハードマークの継続は重要になるだろう。

「やっぱりメンタル。今から暑くなってくるし、それは相手も一緒。全員に戦う意識がすごくある」(DF・野田紘史)。今週のトレーニングも球際の攻防は非常にタフで、雨でスリッピーだった事情もあり、見ているこっちが怪我を心配するくらい激しいものだった。また、守護神・白井裕人は初戦の岐阜戦に照準を合わせる。「いま2連敗しているので、3連敗するとチームとしても、順位としても厳しくなってしまう。アウェイだけど、まず連戦の初っぱなをしっかり勝てるように頑張りたい」。やはり岐阜に勝って波に乗り、連戦を駆け抜けたい。

 そして、柳下正明監督のマネジメントにも注目が集まる。「一番はコンディションを整える。フィールドプレイヤーが20数人いるけども、すべてがゲームに出て力を発揮できるかというと、いまはそういう状態ではない。限られた人数の中でやっていかないといけない。まずゲームに出続けている選手のコンディションを回復させて次のゲームに臨ませる。それがすごく大事。その中で、状態が良い選手、良くない選手をしっかり見極めて、選手をピックアップしていくのが我々の仕事」。主力を軸として、頻繁にメンバー入りしている選手にはチャンスが訪れるかもしれないが、大幅なターンオーバーはなさそうだ。

 主力組とサブ組の差、これは選手層の薄さとも言える。「いま見ていると、差が出ている。ゲームに絡んでいない選手たちは、もっともっとトレーニングして近づかないといけない」(柳下監督)。シーズンが進めば怪我人や出場停止も出てくるだろう。指揮官が「いまこの3カ月の間に変わってきている選手は何人かいる。これからもっと増えてもらいたい。そしたら選手層が厚くなり、連戦でもうまく乗り越えることができる」というように、サブ組の奮起がチームの底上げにつながるはずだ。

文=野中拓也